塾生のネモトです。
この日の授業は“マインド”
手技の練習も整体の話もありません。

ただひたすら過去分析を行い、自分はどんな奴で整体を通じて誰に何を伝えていきたいのか?
整体師としてどういう人生を送りたいのかを塾生それぞれが先生を交え徹底的に掘り下げて行く作業です。

これは最も大切な部分と言っていいのかもしれません。
たとえば整体の手技そのものは確かな指導者とマニュアルと本人のヤル気があれば、誰しもそれなりに遜色ないものになると思いますが、整体院で売る具体的商品である自分は、ヤル気と努力だけではどうにもなりません。そこにはしっかりとした過去分析に基づく未来予想図が必要になってきます。

この日のハイライトはまもなく卒業し開業予定のお二人が、それぞれ違う理由ではあるものの、同じような辛い過去を抱え、いまだ同じ位相にいることが自覚されたところでした。

詳細は避けますが、過去を振り返れば大なり小なり公にしたくないことのひとつやふたつ、誰しも浮かんでくるのではないでしょうか?先生は常々、「その部分こそが強みになる」と断言します。

 

主人公が挫折から立ち直るストーリーはハリウッド映画の基本設定。
お笑い芸人は自らの弱みを笑いに変えネタとして売っています。
渦中にある間はなかなかそう思えないものですが...
これはハリウッドスターでなくてもお笑い芸人でなくても応用できる技術ではないでしょうか。

僕自身の拙い経験をお話しすると実は僕は高校へ行ってません(正確に言うと中退)。
学校に行かないで何をしていたのかといえば、バイトをしながら同世代の人間が青春を謳歌している頃、ひとり本を読み耽っていたのです。
その頃は誰かに高校へ行ってない事実を喋りたくないので、人に会うことが嫌で嫌で仕方ありませんでした。

ところがそのあと、一念発起し一流と言われる大学に合格すると風景は一変しました。
大学入学までの経緯を人に話すと驚かれると同時に称賛されました。
高校へ行ってないのに良く受かったよね、と。
お二人に比べれば小さい経験ですが、これも“高校へ行ってない”嫌な過去が逆に強みになった例ですよね。

また、おおよそ勉強とは無縁であった僕が大学に合格できたのは、正規のルートから外れ、本を読み耽っていたからではないか?とあの頃否定していた過去を肯定するようになるのです。
言い加減というか、人間の認識とはくだらないものです(笑)

ところが人感万事塞翁が馬。
その後に大学に受かったことでまた別の肯定出来ない現在が始まるのですが、
前回の経験があるので、どんな状況に陥っても楽観的で未来を信じられる自分がいます。

今が、将来が輝けば遠い過去はすべて古き良き思い出となる。
それどころかその過去があったからこそ今があると思える。

そうなれる過程に今いると僕は思っています。

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伊藤です。
根本さん、投稿ありがとうございます。

一番理想なのは、声を大にして『○○だけは負けねー!』『○○なら朝までできる!』と言えるものがある事。
だけれど、そういえる人が中々居ない。
言ってたとしても何だか上っ面、世間体だったりする。

だったら、『言えない事』に目を向ける。

それも大切な個性だということです。

なぜか授業中には出てこなかった根本さんの強力な売りが投稿で出てきましたね!凄い。みんなの見る目が変わるはずです。

んが!この投稿を書いた後胃潰瘍で入院してしまった根本さん。
ごめん、なぜだか笑ってしまうけれど、それも根本さんのキャラクターならではだと思います。

大の大人が結構涙する事のある手力整体塾のマーケティング&マインドにまた新たな伝説として刻まれました。
『胃に潰瘍が出来る授業』
乗り越えた先にはそれなりの事が待っているはずです。

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