塾生の曽田です。

Wさんがテニスをして、右の腕や肘(ひじ)が痛くなったという話題が出たので、考えてみました。

痛みが出た場所は、右腕の短撓側手根伸筋付近と上腕骨内側上顆(肘の内側)付近。

以下、右手フォアハンドの人を前提にしています。
一般的にテニス肘は、上腕骨外側上顆(肘の外側)の炎症を言うそうで、短撓側手根伸筋はここから始まっています。
片手バックハンドでは、動作中に受けるボールの衝撃に対し手関節を固定するもしくは掌屈から背屈する際にこの筋も収縮を起こすと考えられます。両手バックハンドであっても、右手で動作をリードしている場合には、程度の違いはあるにしても同様に収縮がおきると考えられます。
この収縮を繰り返したために、短撓側手根伸筋に炎症が起きていたかもしれません。これが進むと上腕骨外側上顆に炎症がおきる(テニス肘)のではないでしょうか。

一方、上腕骨内側上顆の痛みは、フォアハンドストロークもしくはサービスが原因ではないかと思われます。
ここには、長掌筋、撓側手根屈筋、尺側手根屈筋など、手関節を掌屈させる筋と、肘関節を屈曲させ前腕を回内させる円回内筋などの起始部が集まっています。フォアハンドの動作中に受けるボールの衝撃に対し、手関節と肘関節を固定するもしくは手関節をこねるような動作をする際に筋が収縮を起こし、上腕骨内側上顆の炎症につながると考えられます。

上記の筋を緩めることで、一時的に痛みは改善すると思われますが、根本的な解決にはなりません。
根本的には、腕への衝撃が少なくなるように、フォームや打点などを修正するしかないと思います。

テニスの細かい話になってしまいますが、このような時に自分なら改善・修正したい点を思いつく限り書いてみると、

  • カラダ(おへそ)は相手の方に向け、リードする腕は脇を締め、打点をカラダより肘から手首までの長さ分ほど前にする

  • 両手バックハンドは左手でリードする

  • ボールはラケットのスイートスポットをなるべく外さない

  • シンプルな軌道の中でボールをヒットし、小手先でラケットをコントロールしない

  • ストリングは柔らかめにする

  • ラケットはできる範囲で重めにして、重さでボールを跳ね返す


などでしょうか。
一応それぞれに理由はありますが、長くなるので書きません。
いずれにしても素人考えなので、鵜呑みにしないでください。m(__)m