塾生の田邉です。
前回に引き続き、今回は腰痛3パターンの2つ目【骨盤後傾・腰椎後彎型】これはデスクワークの人がよくなってしまうパターンです。

この型の特徴は、

  • 背中が丸くなって猫背

  • 首、頭が前に突き出している

  • 膝が曲がっている


ポージング的にいうと、

  • 股関節伸展

  • 膝屈曲

  • 足背屈

  • 首屈曲

  • 頭部伸展


となります。
なぜこうなるのか。
みなさんも感じた経験があるかと思いますが、長時間、正しい姿勢を保つことはきついですよね。それは始めは正しい姿勢をとっていたとしても、正しい姿勢はたくさんの筋肉をちょっとずつ使っているのでだんだん筋肉が疲労し疲れてきてしまいます。なので身体はだんだん楽に姿勢をとろうと、長くてパワフルな筋肉に頼ろうとします。そのほうが少ない筋肉だけで楽に姿勢が維持できるからです。でもその分負担は大きい。
よって、デスクワークなど長時間の同じ姿勢での作業となると、先に言ったようにだんだんと長くてパワフルな筋肉を使おうとします。この場合は背中の筋肉。そして背中側の筋肉が長くなったら逆に身体前面の筋肉は縮こまるので猫背になります。そして身体が前にいくのを防ぐ為に頭をあげるので頭部は伸展となる。また、デスクワークは椅子などの背もたれに寄りかかることがほとんどなので骨盤が後ろに傾きます。そしてデスクワークのときは膝は屈曲します。立位のときは骨盤後傾・腰椎後彎によって身体が後ろに倒れるのを膝を屈曲することによって防ぎます。そして膝が屈曲することで足関節は背屈します。

先にも挙げましたが、骨盤後傾・腰椎後彎しやすい人の特徴はデスクワークが多い人や、椅子に座るときに椅子の背もたれと背中に間をつくり足を投げ出すような人などです。私もこの型なんですが、小さなときから常に、椅子の背もたれと背中に空間を作って座っていました。。。
また私の知り合いはこの型に当てはまりますが、”背中が痛い”とよく言います。
このようにこの型の痛みは、背中全体が痛くなり鈍痛です。骨盤が後傾し背中の筋が殿筋ハムストなど骨盤を後傾させている筋に引っ張られているからです。
また、歩行のときの膝の裏の痛みも訴えています。それは常に膝が屈曲しているため筋が縮まっているからです。それを伸ばそうとすると痛みが出る。


この型の施術は、骨盤の後傾させている筋肉(縮こまっている筋肉)、殿筋(股関節伸展)・ハムスト(股関節伸展、膝関節屈曲)をよく解します。また、仰向けで、猫背となっているので猫背(=肩甲骨外転・肩関節内転)で使われる筋肉の大円筋、小胸筋をほぐします。あと、首が屈曲し、頭部は伸展しているのでこの動きのときに縮まる筋、胸鎖乳突筋、頭板状筋も解します。また、常に膝が曲がっているため、膝に痛みが出ます。なので膝屈曲の筋、半腱半膜様筋、薄筋、縫工筋も解します。

そのあとは締め直し。伸びている筋肉を締め直して使えるようにしなければ、解した筋肉はもう癖のようになっているので、放って置いたらまた元に戻ってしまいます。この型の場合は、骨盤が後傾しているので、前傾に近づかせるために腸腰筋をローテーションし鍛えます。あと猫背になっているので横向きで肩を解し、そのあとに肩の抵抗運動をします。そしてセルフケアとして殿筋、ハムスト、肩のストレッチをしてもらいます。こうして骨盤前傾、生理的彎曲に近づけます。