塾生s.tです。先日、整体の勉強に一生懸命な私のためを思って(?)旦那君がぷちギックリ腰になりました。彼は数年前に本物のギックリ腰をして寝込んだことがあるのですが、それを軽度にしたような症状なのだそうです。私の技術レベルはまだぷちギックリ腰に対応していないので・・・困るのですが。。

とにもかくにも私はセラピストなのですから、持っている知識(というか知恵)と技術で施術(勝負)するしかありません。
「靴下を履く体勢がつらい!」ということなので、屈曲できない→伸筋をほぐすってこと?と思い、伸筋をほぐしまくってみたものの大きな改善は見られませんでした。更には、急性痛→その場所が原因ってことで腰椎付近もほぐし、腰→首ってことで首もほぐしました。
私のレベルではこれ以上、思いつきません!と思って先生にメールで泣きつきました。
先生からの指示は内転筋、梨状筋、腸腰筋をほぐせとのこと。腸腰筋??2ヶ月前に一度教わってうろ覚えなんですけど・・・雰囲気でやってみたところ、「痛みがほとんど取れた」とのこと。私が一日中考えて施術しても結果を出せなかったというのに。先生は一瞬なのです。

腸腰筋

 

結果として、「まだよく探すとほんのちょっとだけ痛みが残っている」というところまで改善しました。そこでまた先生に相談したところ、アドバイスを頂いたので実施中です。
また、まだよく理解が出来ていないこともあるので、おいおい理解を深めていきたいと思います。

今回、痛烈に感じたことは「どこで差額をもらうのか」ということです。
ただ、体をもみほぐしたいだけなら60分2,980円のサービスを提供している企業があるわけです。でも、私たちが目指すのは60分6,000円以上のサービスです。3,020円の差額をお客さんから頂くためには、付加価値を提供しなくてはなりません。
その付加価値こそが、今回先生が見せてくれた「最短距離で原因を突きとめること」なのではないかと思いました。
そのために、基本手技や応用のための知識はもちろん、普段からどういう動きをしたらどうなるかを考え、謎かけ謎ときをし、知識と技術を使いこなすための「知恵」を身につけたいと思いました。

予想外のぷちギックリ腰にびっくりさせられましたが、結果的にはよい経験となりました。