塾生eです。今回は塾生Aさんの「内また・O脚で、腰を横につき出すようにして歩いている方を見かけた」という話から、「なぜこのような歩き方(腰を横に振る)になるのか」「もしこの方が痛みを訴えたらどの場所か」「整体師としてどのようなアドバイスをしたら良いか」という事を考えました。
実際に同じポーズで歩いてみると、股関節がうまく使えておらず腰椎に負担がかかる歩き方になっていたので、この方はもしかすると腰痛が起きているかもしれない、と予測が立てられました。整体師として施術・アドバイスするとしたら「股関節が動くように、ゆるめる」「股関節を使って歩くよう助言する」。腰痛を軽くする施術をしても良いのですが、股関節をうまく使って歩けば腰痛も軽くなるだろうと思われます。

また、膝痛の話が出ました。膝に痛みがあるときは外旋がうまくできていないので、膝の内旋筋にアプローチします。膝の内旋筋である半腱様筋・半膜様筋、縫工筋、薄筋をお互いに触って確認しました。名前を聞くだけではなく実際に触ると理解もより深まります。縫工筋、薄筋は自分でも触れるので、グリグリ触って確認しようと思います。

「筋肉痛を早く治すには」と聞かれたときに、なぜか「冷やす?温める?」などいろいろ考えてしまいましたが、答えは「同じ動きをする」。そういえば以前「雪国の人は毎日雪かきをする。けれど年に1回くらいしか雪かきをしない人がなるような、激しい腰痛の人はいない。筋肉痛の人は、原因になった動作と同じ動作をすればよくなる」と授業で聞いたことを思い出しました。 その時は覚えたつもりでも、考えてすぎてしまうとわかることもわからなくなってしまいます。先生がいつもおっしゃるように「シンプル」に考えられるようになりたいです。

ほかにも立っている時の姿勢の話なども出ました。内またで立つときのメリット、ガニ股で立つときのデメリットを考えました。「教わる」だけの授業ではなく「考える」授業。とても楽しく興味深かったです。