塾生s.sです。まだまだ基本手技もぎこちなく手順を踏むだけでも四苦八苦なのですが、先日の授業では施術を行うためには手順や筋肉の場所を覚えるだけではなく、圧を入れるときの体の使い方が大切だと気付かせていただきました。

これまで私は施術をさせてもらう際、腕の力でなんとか圧を入れようとしてしまっていました。しかし、そのやり方では短時間施術を行うだけでも腕や指がやたらと疲れてしまうのです。これでは実際整体師となったとき自分の体がもたないという本末転倒なことに・・・。でもそれはよくないやり方であって、圧をしっかり入れながらも疲れない施術は決して腕の力を頼りにするのではないということを教えていただきました。
 
そのやり方とは、圧を入れるときは腕ではなく「肩甲骨から力を伝えること」。
実際、私は前腕に力を込めてなんとか圧を入れようとして力みがでていました。しかし、先生の体の使い方を注意深く観察すると、確かに先生は肩甲骨が上下に動いており力みが感じられず、ごく自然に圧が伝わっている感じを受けました。肩甲骨周りにはたくさんの筋肉が付着しており腕の筋肉だけに頼ることに比べて容易に大きな力が出るため、自分自身の体にも負担がかかりにくくなります。
同じ筋肉にアプローチしても心地よいか否か差が生じる原因の一つとして、この力の出し方・伝え方があるのではないかともお客様(受け手)目線になって考えると思いました。また、肩甲骨から動かすことと同様に「丹田」から力を出すことも大切だということも教わり、整体師は武道家とも相通じる!?と、整体を習う身ですが整体師への見方が変わった瞬間でもありました。
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肩甲骨周りが凝り凝りの私は肩甲骨周りの柔軟性の回復、丹田を上手くコントロールすること、その他自分自身の体の使い方や姿勢に課題盛りだくさんですが、自身の体を実験台にこれらを克服していけたら人に伝える時にそれが何より論より証拠にもなると思います。得た知識一つ一つを繋げて実践に変えていきたいです。
良くできました