塾生の石田です。
集中講座4日目、房総合宿終えて牧場や乗馬した馬の感想を話し合い、先生から「馬の脚について骨格はどの様になっていた?」と質問され、人間の骨格をそのまま四足歩行にした骨格しか思い出せず、蹄は手?っといった感じで、いかに観察が散漫過ぎてポイントを押さえていなかったことを反省しています。

牧場主さんからは「馬は横向きの力に弱い」と教えて頂き、実際に私の体重の何倍もある馬の横に立ち、少し寄りかかっただけで馬がフラフラと簡単に横に移動してビックリ!なぜ?と思い、・・・その時は馬が横向きの弱い力に対しても踏ん張れない~としか考えなかった。

そこで、踏ん張れない理由を脚の構造を理解することで答えが出ると思い考察してみました。 ここで真の原因は重心の移動であることを前提として。はじめに、私が四足歩行の状態で他者に横から押してもらったところ、主に上肢を少し開いて(肩の水平伸展)、掌を床に密着させ(腕の回外)、下肢は脚を少し開き(股関節の外転)、足底を床に密着(足の内反)、以上の姿勢をすることで身体が横に移動せず、踏ん張ることが出来ました。しかし四肢を少し開かなければ直ぐに倒れます。

馬の場合、横方向の力に耐える姿勢ができない理由を骨格の構造から見てみると。

馬と人の骨格の違い
四肢の接地面では、前脚・後脚共に蹄は人で言う指先(第3指骨)と趾先(第3趾骨)にあたり、各脚はなんと!“ゆび”たった一本で立っている!歩いている!走っている!
そして、橈骨と尺骨互いに連動して手を回内・回外ができているのに対し、馬では尺骨と橈骨一体化していて、橈骨から出っ張った形状(レバー状)の尺骨部分に上腕三頭筋が停止し、支点(肘関節)から力点(筋停止部)間の距離が長く“てこの原理”で肘関節を伸展させて地面を力強く蹴り進んでいる。

後脚の腓骨に関しては、人の場合腓骨は足首の動きや安定を担っている、腓骨筋がコルと、または緩み過ぎると足首がスムーズに動かくなり姿勢が不安定になる。馬の場合は腓骨その物が退化している。
以上の四肢の考察から、馬は四足歩行なので前後には安定性が保たれても、横の力には不安定だと考えられます。
他に、骨盤や肩甲骨・鎖骨(馬には無い)も要因として考えられ、最終結論は体全体の構造を理解することだと思います。 
本来、馬は捕食する敵から逃げる為に野山を駆けてきた故に、この様な骨格や筋肉があり、人はこれからの生活で便利さのあまり骨格や筋肉が退化しないようにしたいものです。
よく出来ました