塾生の石田です。
集中講座初日、こんなことあったよ!報告で力の抜き方の話がでました。

筋肉のバランスを整えて痛みを取る整体に於いて、施術者・お客様共に共通して言えることは、力を抜くことで、ましてや施術者が力んでいては受け身であるお客様は心身共に緊張と痛いばかりで施術効果は低いと予想できる。

「力を抜く・脱力・リラックス」と言葉はいろいろありますが、要は筋肉が短縮・等尺・伸張の状態に関わらず力を発揮した収縮状態をON→OFFにすることで、例えば停車している車が無駄なアイドリングをしている様なもので、筋肉も必要無い時には休んで効率よく生活してコリや痛みの予防をしたいものです。
私も整体を始めて施術の時一番難しかったのが「力を抜くこと」でした。
気持ちと身体は繋がっていて、リラックスすれば一時力が抜けますが、施術中を通してはまだまだ余裕の無い私には越えなければならない山です。
 

腕力抜き比較


いろいろと方策を考えました。
「肩及び腕の力を抜いた時の感覚を覚える」を目標に駄目元で取り組んだことは、”腕の重さを量る”で、力を抜けば量りのメモリが増すのでは?と、実施しましたが多少の効果を感じた程度で脱力の感覚は養えず、やっぱり駄目でした。

そんなこと思いながら、銭湯で入浴中なにげなく自身の腕を見るとしっかり沈んでいる、他の方を見てもほとんどの方の腕が沈んでいる、力を抜けば浮力で腕が浮くハズなのに、水の中でも腕は垂れ下がっていると言う思い込みか?そこで意識して力を抜くと浮力で腕が浮き上がり、肩が屈曲して、収縮を伴わない状態を簡単に再現できました。
その状態は、肩の内旋・水平屈曲、肩甲帯の外転、肘の屈曲、橈尺関節の回内、手首の屈曲・尺屈、指と母指の屈曲など、左右の差を含め縮こまった屈筋群の現状が観察できました。
全身沈めれば、身体全体の状態がわかると思います。

お風呂で力を抜いた感覚を体感しながら、自身の緩める筋肉をリストアップして、母指とか必要な部位にだけに”力”を込められるよう練習したいと思います。
よく出来ました