塾生の石田です。
教室でよく話に出てくる、筋肉の特性の一つに”筋肉は疲労する→血行不良→酸欠→痛み発生”を最近体験しました。
それは、一家に一台草刈機の有る田舎暮らしで草刈の奉仕作業を一日中しました。当日は腕が少しだるい程度でした、でも次の朝に右前腕に強めの筋肉痛を感じ、RICE処置しておけば良かったと後悔しました。ですが、せっかくの痛み取るチャンス到来と思い。痛い筋肉探し開始。ちなみに草刈機は2サイクルタイプで振動が大きく、持つ腕の筋肉も連続して震えて軽い痺れ、しかも持ち手がループタイプで”てこ”を応用しての操作がし難いので握り手に力が入る(手の動きは、右→背屈・掌屈、左→橈屈・尺屈)。今回は筋肉痛程度でしたが、機器に依る振動で振動障害を発症することがあるそうです、特に寒冷下で抹消の血流が少ない時作業すると成りやすい、やはり血流が不足すると余計に筋肉の回復が遅れ痛み・痺れ・感覚麻痺が出やすい。今回は暑い夏で良かったです。

草刈筋肉


本題に戻り、痛めた筋肉は、手を掌屈して背屈筋群ストレッチで痛みを感じ、特に第2中手骨背面を押さえながら橈尺関節回内しての掌屈動作で前腕の痛みが強かったので、長橈側手根伸筋を特定できました。今回の件で感じたことは、腱の部分は押さえも痛みを感じ難いので、痛めた筋肉に沿って圧痛の確認をしても、起始・停止に近づくと腱部分で痛みを感じ無くなり筋肉を見失ことが多く、ストレッチ検査が有効であると実感しました。
そして、その筋肉と拮抗する掌屈筋群を十分ほぐすことで、痛みは改善しました。
草刈機は刃の回転方向(左向き)で、安全上から右持ちで右から左に動かすなど、基本があり。ゴルフやバティングの様に一方向への運動の偏りが共通しているので、その相反する動きやストレッチで身体を整えないと痛みが発生し易く、特定の筋肉だけに負荷が掛からないように気を付けたいと思います。それと、草刈機の操作で力まないことも。
良くできました