塾生の石田です。

 立ち姿勢の種類で、股関節を中心として作用する曲げモーメントの力方向が前向きの①「骨盤前傾・腰椎前彎」、逆に後ろ向きの②「骨盤後傾・腰椎後彎」そして身体を弓なりにして腹突き出しの③「骨盤後傾・腰椎反り返り」曲げモーメントの向きは②と同じ後ろ向きですが、特徴的なところは、崩れた重力バランを補うため頸を屈曲して足が背屈、そしてつま先の向きは外・内(外旋・内旋)どちらか。また、腰が反ることで骨盤や仙骨に停止する体幹に働く筋や腰方形筋が緩み骨盤が更に後傾してお尻の筋肉である殿筋は弛んで垂れ下がり、特につま先内向き(内旋)の場合では外旋筋である大殿筋の収縮が弱まることでお尻は更に引き締まらず。よって腰痛にも美容にも良くない。でも、③の「骨盤後傾・腰椎反り返り」の最大の問題点は、身体後面の筋肉には楽をさせて、前面の筋肉に負担を押し付けてのアンバランスな状態であり、主に腸腰筋や大腿直筋が常に伸張性収縮状態で、極端に少ない筋肉での立ち姿勢は疲れて、痛くなって当然と言えます。

そこで、「骨盤後傾・腰椎反りかえり」の原因を探ってみました。
友人で若い時から、反りかえっている方に聞いたところ、「猫背になっていないし!これで姿勢は良いと思っていた」、長年の大きい勘違いであり、しっかり良い姿勢とは!と、お伝えしました。

他に起立筋が弱いとか考えられますが、現状を見ようと近くのスーパーに行き、観察していると、60歳代の男性で結構反り返りが強い方で、見ていると歩く時も反り返りのままで、ですが、カートを押し始めた瞬間姿勢は一変して、「骨盤後傾・腰椎後彎」そのもの。カートには軽く触れている程度で、前後のバランスが取り易くなったと思いましたが、良く見ると今まで水平だった骨盤が右側への傾斜がかなりきつくなり、その影響で左肩が大きく下がっている。左右のバランスと取るためであれば、握り手は左手に荷重を掛けている考え、見ると、たまたまか解りませんが、やはり左手でした。


ここで、こんな考察をしました。最近お腹突き出しの姿勢が増えてきたのは、「骨盤後傾・腰椎後彎」の方の姿勢が更に悪くなり、それに伴って骨盤の歪による傾きが増大して身体横方向のバランスを取るためには、自然と反り返ってくる。試しにやってみると、傾いた腰や肩は反り返るほど平行になりました。

その仕組みを殿筋で考えると、②の場合収縮の左右差があっても、③収縮を伴わない場合、筋肉の特性から等尺か短縮(固くて潰れない場合もあり)で左右差が減少または無くなることが言える。


強弱筋肉


例えば同じ長さのゴムで実験すると、太いゴム=強い筋・細いゴム=弱い筋 で同じ長さまで伸張させると、太いゴムは800g 細いゴム200gの引き寄せる力があり、その差4倍、でも等尺にすると双方 当然0g同じで左右引っ張りバランスは平行となり、骨盤の場合も同じと考えられる。あと骨盤の歪に関しては腸腰筋の影響は忘れてはならないと思います。
良くできました