塾生佐藤(真)です。

ぎっくり腰の原因として横隔膜のコリが原因となる事が多いそうです。

横隔膜が縮こまって下がってしまうと腹圧が異常に高くなり、(お腹が張って押すと痛い)その状態でくしゃみや排便といった行為でいとも簡単にやってしまいます。
くしゃみの動作や排便の行為は更に腹圧上げる動作であり、日頃から腹圧が高めの人は注意が必要です。

腹圧異常を和らげる手段として、横隔膜のストレッチとしてお腹を押しながら息を吐く動作があります。
バランスボールに乗った状態や、お腹の下に手を入れながら行うとやりやすく効果的です。
予防策としてはこのような感じですが、実際になってしまった場合はどうでしょう?

くしゃみの動作とは?
・腰椎の屈曲
・首の屈曲
・股関節の屈曲

股関節屈曲に伴う腸腰筋の過緊張(コリ)おきやすい訳ですから、施術としてまず触りたいのが腸腰筋。
他に大腿筋膜腸筋・大腿直筋、大腿四頭筋などがあります。
しかし、このような症状で来られてる方は腸腰筋自体が痛すぎる場合があるのでまずは腸腰筋を触れるようにする為、鎖骨周辺からほぐしたり、それでもきつい場合は頭、腕等から順を追ってほぐすそうです。

またぎっくり腰に対してほぐしてはいけない筋が殿筋・ハムストです。
腸腰筋に過緊張が起こっている訳ですから、股関節屈曲に作用する腸腰筋を緩めたいのに、股関節伸展に作用する殿筋・ハムストをほぐせば悪化する恐れがあるからです。

ぎっくり腰と聞くとたくさんの方がなった事があると言われると思います。
本来、ぎっくり腰=腰部捻挫と言われ腰部で捻挫が起きる事であり整体業をしている方でも本当のぎっくり腰の方に会うのは稀で、ありえないぐらいの激痛だそうです。
捻挫と言うことは急性痛であり、黙っていても痛い、(楽な姿勢が無い)発赤、腫れ等が起きるので筋肉を緩める(血行を良くする)施術では改善が見込めません。
よって適切であろう処置は安静やアイシング等で痛みが和らぐのを待ち、その後適当な運動・動作が必要だと思います。

なので最初にあげたぎっくり腰は本当のぎっくり腰とは違い整体での施術が可能な訳です。
本当のぎっくり腰は黙っていても痛い、発赤、腫れ等判断材料がいたって単純なので間違って施術しないように気をつけたいと思います。