ご無沙汰塾生s.tです。先日、先生がホワイトボードに描かれた図(腰痛パターン)を写真に収めようとしたところ、納める前に消されてしまいました。

「あぁ!」と嘆く私たちに先生は、「自分で描いたほうがわかるよ」とおっしゃいました。自分で描くとうまくかけないから写真を撮ろうとしたのですが。。


今週、とうとう必要に迫られ、自分で図を描きました。描けばわかる。なるほど。描けばわかりました。それは点と点を繋げる作業でした。

例えば、うちの旦那君のような後傾伸展(お腹突き出しタイプ)の人。

ハムストとふくらはぎが縮んでいる→ひっぱられて骨盤が後傾→胴体が後に倒れないようにするため、頭を前に突き出してバランスを取っています(頸部屈曲&頭部伸展)。

腰痛が出やすいはもちろんですが、首が前に傾いているため、常時 頭板状筋や肩甲挙筋のラインがひっぱられているということも、この図を描いていてわかりました。


旦那君の主訴はいつも首です。

取り急ぎ首の痛みを取るだけなら、首の動診をしてその結果に見合った施術をすればいいわけですが、頭部と頸部の位置が変わらない限り、同じことが繰り返されることはたやすく想像出来ます。

では、頭部と頸部の位置を変えるにはどうしたらのでしょう。

それは、後傾伸展している骨盤の傾きを理想の位置に戻す必要があります。


取り急ぎの首の痛み(主訴)をとりつつ、おおもとの原因にアプローチしていく・・・これをお客さまに説明し、納得して頂き、共同作業で解決に持って行く・・・図を描いたことで、自分のやりたいことが繋がり、より明確になりました。

行き詰ったときには描いてみるといいかもしれません。

ひとがた