塾生の石田です

今回で卒業かも?と向かった四日間の集中講座初日の朝、生まれて初めて凄い光景をみました、それは赤富士です。車が雨漏りするかと思ったぐらい夜中じゅう大雨で、朝日が昇る頃だったと思います、雲の切れ間からなんと浮世絵でしか見たことのない朱色に染まる幻想的な富士山でした。

今回は雨の後で岩肌の濡れや朝日の条件などが重なり偶然観ることができましたが、積雪は別として他に青富士や黒富士が知られています。でもよく考えるとそこに存在する山そのものはなにも変わらない、でも色が違って見える。暫く赤富士を観ていると、徐々に頭の中は観るから→見る→診るに変わっていきました。でも本当の色は?


人が認識する色と言うのは実に曖昧で、光源・光の反射・人の眼(個人差・人種差・右目左目)で見える色が異なり、更に感じ方も加わります。過去に色調の仕事をしていましたが本当の色は機械で測定しないと解らない。いつも富士山を眺めている人と一度しか見ていない人では随分と認識の差があり、本当の色に近い色を知る人はいつも眺めている人と言えます。


手力整体では「腰が痛い」と言われている方を、直ぐに「では施術しましょう」とは絶対言わない。本当の色を見極めるために問診・視診・動診を行う。入塾して整体とはどのようなものか学んでいるうちに見たての重要性が益々実感してきました。でないとほぐす意味が解らないまま無駄な施術や症状の悪化の可能性もあり、結果として患者と術者の達成感が得られないし、お店のリピーターにはなって頂けないことを学びました。


実際にお店営業での重要なこととして施術可能なお客様かどうかの見極めで、痛みが日増しに増す人・お風呂上りでも痛みのある人・泥酔など(お断りする)を確認して事故防止に努め、それから施術に向けた「問診」スタート、来店していただいた時からのお客様の姿勢や動作を参考に問診内容を考え、主訴の痛みを確認し術後その痛みを取ることを目標とするが、もし取れなくても施術中の個々の痛みの確認で共感して信頼を築くように努める。


「視診」では、脊柱の生理湾曲は横方向から、左右の差は前・後方向と多角的に見る習慣が大切で、ここで注意することは、ポージングで先生に注意された見落としを無くすために「いつも見る順番を決めておくこと」、主訴の痛みにはとらわれず屈曲・伸展・回旋・・・とありのままの姿を捉える、そしてこの後行う「動診」を予想する。


話は戻りますが、機械で色を測定する意味は、いつでも、誰が作っても同じ色の製品を大量に作るためには色を数値化し、人の感覚では解らない範囲内の色にして品質を保つ必要があります。余談ですが人の色認識は曖昧と言いましたが、これは個々に色を見た場合の時で、色を並べての比較は人でも色認識精度は凄く高精度で色の差が解ります(測定機器と変わらない人もいる)「車の板金修理跡発見!」がまさにそれです。

施術をブレさせないための締めとなる「動診」は、先の数値化そのもと感じています。SLR・KK・FD・・・の一つ一つの簡単動作を繋ぎ合わせ狙う筋肉を特定することができ、施術の品質が保てる。施術では術前後の痛みの確認は比較であり、比較は敏感(精度が高い)なので痛みを取ることができればお客さんの満足度がまして信頼関係が築けると手力整体で学び確信しました。

赤富士20150918