塾生eです。
先日テレビを見ていたらインタビューに答えていた男性が「“女性っぽいしぐさをしようとしたら内またになる”」話していました。臨床の授業の時、恒例の「最近会った出来事を話す」の時間にその話をしたところ「なぜ女性っぽいしぐさ=内また(股関節内旋)になるのか」、という話題になりました。

街中で信号待ちをしたり電車待ちをしたりしている人(特に女性)で、股関節内旋のポーズで立っている人はとても多いです。なぜ股関節内旋になるのか?それは「女性らしく見える」「(悪く言うと)なよっとして見える」からではないか、という話になりました。
 

股関節が内旋しているとき・外旋しているときの違いを説明すると、

・内旋・・・内旋しておなかを出して立つと股関節にある靭帯がピンと伸びてロックがかかるため、立つのが楽になる(靭帯は疲れることがない)。
・外旋・・・靭帯によるロックがかからないため筋肉を使うことにより疲れやすい。

ここだけを見ると「内旋の方が楽だし良いじゃん!」と思ってしまいますが、

・内旋・・・立つのが楽で疲れにくい=筋肉をあまり使わないのでカロリーの消費が少ない。また、大転子が出っ張るのでおしりが大きく見える。
・外旋・・・姿勢を保つためにカロリーを消費するのでダイエット向き。おしりもキュッとしまる。
 

弱々しさを演出するなら内旋かもしれませんが、私はだんぜん外旋派です。
歩くときにもつま先が外を向いた状態でかかとから足を下ろし、足の親指で蹴り上げて歩くと歩きやすいです。つま先が内側を向いていると足の親指がうまく地面を蹴ることができず、外反母趾の原因にもなります。みなさんは股関節内旋と外旋、どちらが良いですか?