今回の授業で見学者さんが3人いらっしゃいました。塾では見学者さんの体を塾生が実際に施術したりします。そんな中で自分が一人の方を担当したんですが、ご本人は腰、肩が痛いとの事だったたので順番に施術を行っていきました。
 
視診から僅か骨盤後傾、動診から前屈×だったので狙いはハムストと睨んでいました。
しかし実際体に触らせてもらうと思ったほど痛みが強くなくコリもあまりないような感じ。少し不安を感じ始めた所で先生がふと職業を聞き出したところ「座ってる事が多い仕事。」だったので基本骨盤が後傾していてもおかしくないなと思いました。

更に施術を進めましたが肩も全体的に柔らかい感じ。これが「肩コリ酷くて。」なんて方だったら押した感触ももっと硬く指が入らないイメージなんですがこの方はそれがあまり無いんです。
 
またふと先生がスポーツをやってるか聞くと「テニスやってます。」との回答。続けて自分も「現役ですか?」の質問を投げかけるとYesの返答がありここでピン!ときました。普段から体を動かしている人だったんだ!と。初めに聞いた痛みも良く考えてみれば腰と肩が痛いかなぁ?程度だったのかも知れません。
 
更に気になったんで他に何か運動的なものをやってるか尋ねると仕事の合間にはそういった痛みが出にくいようにストレッチを入念に行っているそうです。

最初の段階では見立てが間違っているのか不安になりましたが、ちょっとした質問で「骨盤後傾なんだ」と繋がったりします。また自分の指の感覚も疑ってましたがこれもまた「だから肩が思ったより柔らかいんだ」と繋がる回答が得られて一安心。

様々な情報からその人の体がどのようなものか想像し、それを裏付ける為に施術や会話を行う。すると一つのストーリーがある体が出来上がる。そうすれば何をほぐせばその人は痛みから解放されるのか導き出す事ができるんじゃないかって思いました。また自分の手の感触をもっと信じて自身を持って会話をする事が出来るよう心掛けたいと思います。