塾生s.sです。

開業されている卒業生の方のお店にいらっしゃるお客様の中で、深く呼吸ができていない人が多いとの話。
私も入塾当初は体の凝りから「なんだか呼吸しずらいな~」と感じていたのですが、「どこの筋肉がどうなっているから」という理由はわからなかったので、無理に息を大きく吸おうとがんばったりもしていました。 が、凝り固まった筋肉のままでは当然大きく吸えません。やはりここでも得意の(?)根性論だけではダメです。

呼吸が担う大きな役割は、体内に新鮮な酸素を取り入れること。ですから呼吸が浅く酸素が行きとどかなければ筋ポンプも作動しません。そんなわけで筋肉と呼吸は密な関係ですので、整体師を目指す者としても呼吸に関わる筋肉の働きやその状態をしっかり理解しておかなければいけません。



呼吸。


当たり前なのですが、呼吸は「吸う」と「吐く」の動作から成り立ちます。 使われる(収縮する)筋肉は、

【吸気筋=吸う】横隔膜、外肋間筋、上後鋸筋、斜角筋
【呼気筋=吐く】内肋間筋、下後鋸筋、腹斜筋、腹横筋


通常無意識の呼吸は外・内肋間筋と斜角筋が大半を担いますが、肩で息をするような大きな呼吸では上・下鋸筋も動員されます。腹横筋は息を吐ききったときに腹をペシャンコにした状態で一番収縮します。

呼吸が浅い場合、この呼吸筋のどこかもしくは複合的に凝りがあってしっかり収縮できていないことが一因に考えられます。 「呼吸が浅い」というのは、息が充分にに吸えていない状態、あるいはうまく吐き切れていない状態ですので、それぞれ関わる筋肉の凝りや動きの悪さを探りほぐしたりストレッチをかけたりすることでその筋肉がスムーズに動けるようにすることが必要です。 しかし、呼吸筋がうまく動かないのは呼吸筋だけの問題ではなくその周りに付着する筋肉が凝ってしまっていてその影響を受けて動きずらくなっている可能性を考えれば、どの不調でも同じですが、まずは全身の状態を把握しどうして呼吸筋の動きが悪くなってしまったのか(呼吸が浅くなってしまったのか)まで突っ込まなくてはやはり施術効果も一過性になってしまうのかと思います。どんな症状であっても、その人の全体の姿勢、動き方すべてを繋ぎ合わせ見れること、それが難しく今一番私の悩みどころですが頑張って練習していきたいと思います。



普段は無意識に行っている呼吸、私自身はよく次のようなシチュエーションので浅い呼吸になってしまってしまっているということに気づきます。
それは、時間や物事に追われ焦っているとき、イライラ腹を立ててしまっているとき、悩み事があるとき、重圧を感じるときetc・・・ 一言で言えばネガティブなストレスや緊張を感じるときに「あ〜私、ちゃん息吸えてないナ。」と思います。どういうことかというと、私の予想、上記のような精神状態は自律神経のバランスを崩す原因となり、その状態が続くと、息を吸うために働く交感神経が息を吐くための副交換神経より優位になり呼吸のバランスが崩れるのではないかと考えます。つまり、息をしっかり吐ききれない→吐ききっていないので 新しく吸おうとしても吸いにくい→呼吸が浅くなる、という悪循環を繰り返すうちにどんどん呼吸筋自体の動きが悪くなってしまうというパターンも考えられるのではないでしょうか。

筋肉の問題?自律神経の問題?そもそもの原因が何であるかは突き止められません。いずれにしても整体師にできることは筋肉の凝りをとったり動きやすくするためのアプローチ。
しかし、今後、呼吸が浅い方に触れる機会があれば、施術+α精神的にリラックスできるような会話(基本、聴くこと!)を心がけたり、心が休まる空間を提供できるようにできたらいいな、と思います。

そして、無駄にネガティブストレスを感じない、しなやかな “こころ” であれば、しなやかな体同様に壊れにくいのかな〜と、脱線して思ったりもしました。