塾生eです。

私はここ数年間、自分の枠の中で生きてきました。
枠の中で生きていれば、傷つかなくてすむからです。
失敗することがあっても、自分の枠の中ですからまわりに迷惑をかけたりすることはあまりありません。
最小限度で済みます。
だから、大勢の中に入ることはとても苦手です。

そんな私が整体の勉強をはじめました。
なぜこの整体塾を選んだか・・・自分でもよくわかりません。
よくわからないけれど、ホームページを見ていて感じた「何か」に引かれて入塾しました。

手力整体塾に通い始めてから気付いたことや変わったことがたくさんあります。
いつも自分の体(特に手)に力が入っていました。入塾するまで全く気付いていませんでした。
今でも力が入っていることはありますが、「いま力が入っているな」と自分で感じることができるようになりました。
過去の自分の「振り返り」をしたことで、反省点だけではなく「自分はこんなに頑張ってきたんだ」ということを実感することもできました。
「自分は何もできない」と思っていた私が、やっと「褒めてあげられる自分」に出会えました。
整体の知識だけではなく、自分自身を知ることもできたのです。

「枠の中にいれば安全」と思っていたので、ほとんどマニュアル通りの事しかしてきませんでした。
マニュアルに沿うことが大事なことも、もちろんたくさんあります。
ですが整体はいろいろな人の体に触ります。体はひとりひとり違うので、マニュアルだけでは対応できません。
私の目の前にある壁は、自分を守るためにマニュアル通りの対応しかできないという自分を作りあげてしまった自分自身に他なりません。

先日の授業の時、先生に「どうして施術が上達したんだと思う?」と聞かれました。
その時に「バランスボールに乗ったから・・・?」としか答えられませんでした。
考えてみれば、バランスボールに乗れるようになった=丹田のコントロールが上手になったということ。
上半身と下半身をうまく使えるようになったことで上達したのだと思います。
そういったことを、すぐに言葉にして出すことができませんでした。
枠の中で生きてきた私は、知らず知らずの間にとっさの判断・動きというものが苦手になっていたのです。

「あなたは整体師に向いてないんじゃない?」と言われるかもしれません。
自分でもそう思うときがあります。
けれど私はよくわからない「何か」を感じて入塾しました。今も壁に当たりつつも、あきらめずに通い続けています。
「こんな私でも何かができるかもしれない」と思わせてくれたのが、手力整体塾です。手力整体塾は、そういう塾です。

弱い自分を認め、そんな自分を発信することでまた少し何かが変わるかもしれません。
壁は自分で割るしかないのです。