塾生s.sです。
 

先日の授業は、塾生Aさんのお母様に来ていただいてモデル(検体?)になっていただくという実践形式。授業開始早々から終わりまで盛りだくさんの内容でした。
 そのおかげ、終わりに近づく頃には頭が噴火寸前で帰り道は正直・・・筋肉から距離を置きたい気持ちにもなってしまいました(汗)。
が、やりっ放しではダメ。書いて理解することが大切。と、常々教えられますし、この授業を無駄にしないためにブログにおこして頭の整理をしようと思います。
 

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主訴としては、左膝の痛みを訴えているAさんのお母様。右足はハンマートゥ、側湾症といわれたこともあるとのことです。体がいつも「く」の字になってしまっていると自覚。体の不調を改善するためにいろいろとご自分でも取り組まれたり、専門機関で診てもらうこともしているようです。 
一番整体の施術を行う上でひっかかったのは、とある専門家から胸椎部の「圧迫骨折」の可能性を指摘されているというお話。しかし、これは圧迫骨折の検査により可能性はないと判断しました。(場所的にも圧迫骨折の可能性は低いとのこと)
 

【視診】
●骨盤後傾気味(お腹突き出し)
●股関節外旋、膝屈曲・外旋気味→O脚傾向
●肩甲骨外転、肩関節内旋気味→肩甲骨が外側に開き、背中(胸椎)が丸まっている見える
●左肩が下がり、右肩が上がっている
●腸骨は左が上がり右が下がっている
 

【動診】
●右座り(右に足を投げ出す座り方)はしやすいが左座り(左に足を投げ出す座り方)はやりにくく、無理にやると上半身がついてきてしまい真っ直ぐにできない。
つまり、左股関節は外転・外旋、右股関節は内転・内旋している状態だとラクに座れるが、その逆はやりずらい。

●前屈○(下まではつかないができている範囲)
●後屈○
●側屈 左○ 右△(左足側面がひっかかるかんじ)
●回旋○

●SLR○(90度まではいかないができる範囲と判断)
●KK○
●FD 左△(潰されて痛い) 右○
●TW○
●PT 左右△(可動域が狭い)
ただし、仰臥位検査は右は○となっているところも全体的に可動域が狭く動きが固いかんじだったので、左と比較すると△。
●膝関節のテスト 右に比べて左がやや突っ張るかんじ
 

【触診】
●左腸腰筋が少し固い→三陰交はとくに痛みなし、鎖骨下は左に少し痛み
●肩甲骨外転→肩甲骨が外側に開いている
●右の背中(胸椎周り)が左に比べ顕著に盛り上がっている
●腸骨の高さ→左がやや下がり、右がやや上がっている
●右ハムストが左に比べて固い
●左膝のお皿の動きが悪く、上下に動かすと痛い
 

【以上の検査結果から予想できること】
●座り姿勢より→左股関節外転・外旋、右股関節内転・内旋筋にコリ

●側屈右△→右股関節外転筋にコリ。また、左足側面がひっかかる感じでやりにくいとのこと。おそらく左の大腿筋膜張筋が潰れない(縮む柔軟性が失われている)状態であるのでは。

●右股関節の動きのほうが全体的に可動域が狭いこと、立ち姿勢(うつ伏せでの触診からも)から右の骨盤のほうが後傾している。

●FD左△、触診で左腸腰筋が少し固さがある→痛み左腸腰筋の動きがよくない。

●PT左右△→可動域が狭く十分にできていないことから、股関節屈曲・内転・内旋筋にコリ
 

【施術で狙う筋肉】

《右》 股関節伸殿・内転・内旋筋

→ハムストリング(半腱半膜様筋、上より)、大腿筋膜張筋、臀筋群(外より)、縫工筋、薄筋、内転筋群
 

《左》股関節伸転・外転・外旋筋、膝関節屈曲・内旋筋
→ハムストリング(大腿二頭筋、半腱半膜様、下より)、大腿筋膜張筋、臀筋群、腸腰筋、縫工筋、深層外旋六筋、薄筋、膝窩筋
 

狙う筋肉を書き出してみると、結果的に左右ほぼ同じ筋肉がピックアップされましたが、実際は同じ筋肉の中でもコリが発生している場所は微妙に異なったりもしました。また、そのコリが発生している機序もそれぞれなのでその機序をしっかりと理解することが、狙う筋肉を探す上で重要なことだとも思いました。

主訴は左膝痛と聞くと、一般的にそれにフォーカスしてしまいそうですが、検査を重ねて体の現状を客観的に見てみると、実は右側のほうが全体的にコリが発生しているということも分かりました。

開業をしたら当たり前なのかもしれませんが、このように多くの情報を頭の中で整理し繋げて一つの筋道を描くことが今回頭の噴火寸前を招いた所以。

施術後、皆で振り返りをしたことも思い出し文章化したものの、見落とし、漏れ、勘違いなどがありそうな~、そしてあまりまとまっていない、、と非常に自信のないブログです。。

そんなわけで一緒に参加された塾生Aさん&Mさんの見解も楽しみにしています~


 最後に、体を張っていただいたAママさん、ありがとうございました!