塾生青木です。

40歳にして授業参観を経験しました(笑)
自分の母が70歳を越え、見る見るうちに弱っていく姿を見て、そして知らぬ間に整体に通っていると聞き、これは先生に相談しなくては、と授業参観が実現しました。

私自身腰痛を抱え、肩こりに至っては小学生の頃からですから、身体を触る&触られることには抵抗が少ないのですが、未知の領域の膝痛、そして骨粗相症気味の老人を触るというのがとても怖く、母を触る事が出来ませんでした。また、家族なので、色々な身体の不調を聞かされていて、もうどうして良いかが整理つかなくなっていて、先生に施術の道筋をつけて頂きたく相談に乗って頂いた次第です。

道すがら母に少し話を聞くと、「今日は残念ながらそれほど痛くないのよ」との事でした。そこで、整体で手助け出来るのは、痛みがない時があること、例えば寝てれば痛くないとか、お風呂に入ってると痛くないとか、とにかく痛くない時があるというのが、施術OKのサインだから、良いことなのよ、と少しだけ話をして、少しだけ私も安心しました。

教室に着いてからは、いよいよ問診が始まりました。問診と言えども、授業前半の話のように、普通の会話。先生の話の引き出し方が本当に上手だなーと感心してしまいました。

まずは何処が痛いか…主訴 左膝
から始まり、
身体がくの字に曲がってる事を指摘されていること。
背骨に圧迫骨折があるということ。
右足にガングリオンと静脈瘤があること。
右足指がハンマー指なこと。
足が突っかかるので医者で作る靴を履いていること。
横ずわりが右に足を投げ出しては座れるけど、左足を投げ出して座れないこと。
動き出し(スターティングペイン)が痛いことなど…出てきました。

先生が特に気になさったのは圧迫骨折の部分。よくよく話を聞くと、胸椎のあたりが飛び出してきたのを心配して、漢方医にちょっと聞いたところ、その先生が「圧迫骨折かなー」と言ったのが始まり。その後整形外科に行くと、レントゲンを撮って先生が言ったのが「ここが弱ってたのかなー」とボソッと言っただけとのこと。
何だよー!圧迫骨折だって診断されたんじゃないのかよ!と娘は大ツッコミをしたいところでした。先生も、そこは圧迫骨折しないところだし(するなら下部胸椎から腰痛上部。母の心配したところは上過ぎ)、それなら施術大丈夫という事で、キラんと施術モードになったのが分かりました。母も圧迫骨折じゃないと言われてホッとした様でした。

問診は以上で視診動診へ移っていくのですが、問診だけでもとても勉強になりました。先生の口調、聞き出し方でこうも色々と出てくるかと感心しきり。私だけだったら、圧迫骨折が診断されてないというところまで聞き出せたか疑問です。
このあと頭が沸騰していきます…

まずは問診の重要性とそこから施術が出来るか否かの判断に結びつけていく事を経験出来ました。
老人怖い…と恐れているだけではダメですよね。