塾生佐々木寿美です。
先日の授業では、久々の小テスト(やっと3です^^;)に進むことができました。教科書もカリキュラムもないスタイルの塾の授業ですが、こうして突然やってくる抜き打ち小テストのおかげで自分の理解の有無も確認することができました。 復習して、できていなかったことは頭に入れておこうと思います。

今日の授業前半は私のハイヒール体験を話題に出させてもらいました。 というのも、最近ほとんど履く機会のなかったハイヒールを靴箱掃除の際に発見し、 久々に履いてみてしばらく歩くと大腿四頭筋に痺れのような痛みが出てしまったからです。

【どうして大腿四頭筋に症状がでたのか?】ということと、【その痛みがでないようにするにはどうすればよいのか?】ということを授業の場を借りて考えさせていただきました。

大腿四頭筋の症状は急性痛なので、まずは負担がかかって使いすぎた大腿四頭筋をほぐしてあげるということが対処療法になります。 しかし、またヒールを履いた時に同じような痛みが生じないようにするためにはどうしたらよいのか?ここを導くことが根本的な解決法につながります。 答えを導き出すためには、最初から一つ一つ紐解いていく。 つまり、ヒールを履いた姿勢はどうなっているかを考え、そこから探っていくということが重要です。(今回もそうですが、私はよくすっ飛ばして考え迷走してしまいますw)  

ヒールを履くと足首が底屈状態、つまり腓腹筋が短縮する。(他、ヒラメ筋、腓骨筋なども)

腓腹筋の作用として膝関節が屈曲しやすくなる。

膝関節が屈曲しないように通常以上に大腿四頭筋(膝関節の伸展筋)に負荷がかかる。(長さが長くなりパワフルに作用する)

負荷が大きくかかった大腿四頭筋に痛みがでる。

というメカニズムが発生していたのではないか、と塾生青木さんがうまくまとめてくれました。 ヒールに慣れていない私は、膝が伸び切らず屈曲し、その分膝を伸展させる大腿四頭筋にかかる負荷が大きくなっている…というところまで考えましたが、腓腹筋の二関節作用を用いての考えができていませんでした。いきなり答えに飛ぶのではなく、段階的に考えて説明していかなければいけません。

膝が伸ばし切れていないので、ほかの膝関節屈曲筋(半腱半膜様筋、縫工筋、薄筋、膝窩筋)も影響を受け短縮しやすくなっていると想像できます。ですので、出来るだけ負担少なく伸ばし切れるように膝関節屈曲筋のコリをしっかりほぐして膝が伸びやすくしておくケアが根本的解決につながると考えます。
加えて、私が不慣れなためにヒールの傾斜で重心が前のめり(前に偏る)になっていたことから、坂を下っているのと同じイメージで前に倒れこまないように大腿四頭筋が伸張性収縮を起こしてたのかな?とも考えました。 自分のヒールでの歩き方を思い返すとどちらの原因も当てはまりそうです。
また、普段前傾が強い私の姿勢ですが、前に重心が偏るのを骨盤を後ろに傾かせ(後傾し)バランスをとろうとしていたのかとも思い返されます。(ヒールを履くと骨盤前傾でバランスをとる人が多いようですが、後傾してバランスをとる場合もあるようです。)骨盤の傾きがどちらになるにしろ、こういう重心のズレもヒールを履く上での問題です。重心を安定させ一部の筋肉に負担がかからないようにするために股関節まわりが柔軟に動くようにしておくことも大切です。
そして、ヒールで長時間過ごしたあとは、短縮してしまっていた腓腹筋をしっかり伸ばすストレッチも忘れずに。


このようにいつも自分がやらない動作も実際に試してみることはいろいろと新たな発見になります。 たまには日常(スニーカー、ペタンコ靴)ではやらない“非日常(ハイヒール靴)”を過ごすことが視野を広げる助けになります。

『論より実感』
ハイヒールは苦手だなぁ・・・と思いつつ、研究材料として捨てずにとっておこうと思いました。