塾生佐々木寿美です。

私ごとですが、先月から約6年ぶりに以前習っていた空手を再開しました。
その間、運動という運動をしていなかった私は、以前やり込んだ基本的な動きでさえもしばらく眠っていた筋肉がいろいろと目覚めるような感覚になり、新鮮な気持ちとともに心地よい筋肉痛を伴っています。

先日の授業ではそんな久々の空手の稽古で「突き」の練習をしたら、背中がとても筋肉痛になったという話をさせていただき、「なぜ空手の突きで背中が筋肉痛になったのか?」ということを皆で考えてみました。

①動作から使っている(収縮している)筋肉をだすこと
②筋肉の収縮のパターンを考えること

この二つの基本的な筋肉の仕組みが理解できていれば答えが導き出せます。
一緒に授業に参加した二人の塾生は、私が示したポージングを見て筋肉の動作はすんなりと当てていましたが、その一歩進んだ②のところを考える上でちょっと悩んだようでした。

ちなみに先生が、私に「それはミットか何かを突いたの?それとも、空突き(何にも当てていない)?」と質問しましたが、これは重要な質問!
私はこの時は空突きをしておりました。


話を戻しますが、この筋肉の収縮パターンは私も苦手意識の強いところ。
過去何度か説明に失敗した記憶があります。。

が、今回は、筋肉痛になった時点で「あ、この筋肉痛は広背筋(肩関節伸展筋)が伸張性収縮していたんだ」と実感できていました。
そして、今回の授業でその考え方でよかったということが確かめられ、やっと言葉の意味を理解できた、と思えました。頭での理解ではなく体で理解してやっと腑に落ちた、というかんじでしょうか。イメージ力が乏しい私は自分が経験して初めて知識が自分のものになったように感じたので、この筋肉痛はなんだか嬉しかったです♪

空手はちょっとマイナーなので動きがわかりにくいかもしれませんが、この要領で野球肘やテニス肘も仕組みも理解できます。本質が理解できれば、いろいろな場面で応用して考えられるとあらためて思いました。


その後、話題は格闘技系へ・・・
関節技の話になり、腕十字固めが決まる理論を考えることに(!)。
腕肘の角度を変えるだけで技がかかったり緩んだりするのはなぜか?先生にいろいろとヒントを出してもらうものの、なかなかその説明が思いつくことができなかったのは、そのキーポイントとなる腕橈骨筋の機能の理解不足もあったり、、。まだまだだ〜ってちょっと凹んだりもしましたが、けっきょく答えの説明を聞いてもなんだかしっくり理解できなかった私は、実際に先生に技をかけてもらい「なるほど!腕橈骨筋!」と頷きました。

百聞一見にしかず、です。



最近男性率が上がった塾の中で、気づけばこの日の授業先生含め男性3名の中に女性1人(私)いうメンバーでしたが、格闘技の話題でワイワイしていたのは先生と私だけ?だったかな。。 
塾生増田さん、田代さん、お付き合いいただきありがとうございました。丹田、重心、重力、対角線の動きetc…手力整体と空手は、実はとても繋がりが多く、楽しいですよ^ ^;