塾生 益田です。
Mさんが、掃除機かけようとしたその瞬間、せなかの上部(背骨と左肩甲骨の間)に痛みを感じたそうです。左股関節を軸にした内旋の動作です。

この動作をしたときに故障したのだから、痛みなくすには、この動作をいまよりもやりやすくすればいいということになります。掃除しようと右腕を前に押し出した際に、左股関節が十分に動くことができなくて肩甲骨ががんばりすぎてしまったのかなあと考えられます(先生による推理)。体幹に出てくる痛みのほとんどが、股関節が関与しています。そして次に、肩甲骨の動きにくさも関係してます。

なので、今回は仙骨を起始部にして大転子に停止する梨状筋に着目してみました。さわってみると明らか左右差がみられました。股関節の内旋しにくいのだから拮抗する股関節の外旋筋がかたいということです。狙いは的中し、Mさんは痛みがなくなりました。

こんな症状の人は、ここをこうしましょう…とマニュアル化して覚えるのでは対処できないケースも多々あると思われます。大切なのは、“どんな動作したときに故障してしまったのか”を解剖テキストの言葉に置き換えることです。こうすることで、始めに狙いをつけた筋肉で改善みられなくても動作の分解をもとに次にやるべきこともあり、それもダメならまだ他にもやるべき筋肉がわかるのであわてず対処できます。
 
痛がってる本人に症状を訊ねることはしますが、そこにばかり気をとられると迷いが出て本質を見失ってしまうこともあります。どの動作で痛むのか、どんな姿勢なら楽なのかに焦点を絞ります。動作を分解することの重要性をひしと感じます。

知識として、股関節の動きが人体にとっていかに重要であるか理解していたつもりでしたが、塾の授業によりそのことが深くわかってきました。わたしにとってすごい収穫となってます。

側伏位で梨状筋をほぐすことは、特にMさんのような症状がない人であっても日頃、梨状筋つかうことが少ない全ての人に必要なことと思います。座骨神経痛です…という何名かの知人に試してみようと思います。

微生物の話題も出ました。
私たちが病気になった時に、抗性物質に助けられたりします。抗性物質は微生物から作られます。娘が幼ないころ肺炎にかかったことがありました。ペニシリン(青カビから作られている)を投与して治してもらいました。

あまりイメージすることもできませんが、わたしたちの体は100兆個以上の微生物と共に生きているらしいです。皮膚の表面にも、口の中にも、おなかの中にもいて、わたしたちを守ってくれています。

その微生物にとったら、人体は住みやすいすばらしい環境らしいです。人と微生物は、お互い持ちつ持たれつの関係です。殺菌力のある強烈な洗剤で、全身を毎日毎日洗うのはよいことではないと思います。自然界にはない化学のものを含んだ食品をからだにとりいれていることも恐ろしいことです。自分を守ってくれる菌を殺して無防備になってしまうからです。

中学2年生の時、ばあちゃん(父の母)が動脈硬化で3ヶ月入院しました。母はつきっきりで病院に行ってました。朝晩の食事や掃除、洗濯をわたしがやりました。もともと洗剤などに強くないわたしは、あっと言う間に手が荒れ始めました。

そのころから10年、指紋もなくなり痛くてぞうきんもしぼれないくらいの日々が続きました。水にさわった後、乾くとビリビリ痛むので水になるべくさわらないようにしてました。長い年数、医者にも通い、塗り薬ぬりましたがまったくよくなりませんでした。(これじゃ、ろくに家事もできそうもないしお手伝いさんのいる家にお嫁にいくかまたは、いさぎよくあきらめようと思ったほど)

ある時、漢方薬を勧められ、飲み薬と塗り薬を処方してもらい3日ほどで人並みの手にもどりました。飲み薬やめるとまた症状ぶりかえしました。漢方薬は高価で経済的にきつかったけどしばらくがんばって服用しました。

今ではほぼ名残もなく調子いいです。台所には食器洗い用の、中性洗剤と石けん両方おいてありますが中性洗剤を使うと悪夢がよみがえるので使いません(中性洗剤は、家族が使用します)。わたしの場合は、中性洗剤は、わたしの微生物を全滅させるのではないかと考えています。わたしの母は、どんなに洗剤使おうがなんともないみたいで、この違いは何なのでしょう?

整体師になるためには、人体と共生している微生物のことももっと深く知っていきたいです。まず、みそや甘酒を作ったりキムチを食べたりしよう!少しですが今年もみそ仕込みましたー。いつもより麹を多めにして実験中。

望年会ではお世話になりました。手力整体の層の厚さ感じます。少しずつ知ってる顔も増え、うれしく思います。高橋さんちのはちみつおいしいっ!