こんにちは塾生のOです。
久しぶりに会った友人との会話の中で「私はなで肩なので、バックを肩にかけるといつもずり落ちてしまうので自然と肩を内側に入れてバックをホールドしている姿勢をしている事に気付いた」という話になりました。

そこでふと疑問に思ったのが「なで肩の定義って何だ?」 多くの場合は骨格の問題というよりも見た目の問題であり、解剖学的な定義はどうもないようです。
例えば首が長い人(頸椎が1個多い方というのもたまにいらっしゃるそうです)、長く見える人(ひょろっと背の高いお痩せさん等)は「なで肩」に見えたりしますし、僧帽筋がモリモリしていれば当然肩のシルエットは「なで肩」に見えます。

筋トレしているわけでもないのに僧帽筋がモリモリ、ガチガチになるのは結構日常的に行っているこんな仕草だったりします。

  • 気付くと緊張して肩に力が入っている事が多い(肩をすくめる動き) 
  • 肩にかけたバックがずり落ちないようにバックが乗った肩を上げて歩いている( 〃 ) 
  • 長時間頭を下げた状態で行うデスクワークやパソコン、スマホ操作(うつむき姿勢、猫背) ・・・実は姿勢の問題・ω・
・・・実は姿勢の問題・ω・

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「バックがずり落ちる」のは「姿勢に問題ありますよ〜のサイン」

肩からバックが落ちないようにと無意識に一方の肩を上げていると、体の重心バランスが取り難くなるので、腰も左右どちらか一方を上げ、左右の脚どちらかに重心を乗せるような姿勢をして安定を取ろうとします。重心バランスは取れても、その姿勢を見ると明らかに偏った体の使い方をしている事がわかります。

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▲写真の女性もバックをかけた肩の方があがっていますね。
重力バランスも良く、体に一番負担をかけない荷物の持ち方というのは「重心が重なるように荷物を持つこと」なのですが・・・ もし肩にバックをかけることがあっても、いつも同じ肩にかける事を止めて左右交互にしてみたり、たまにはハンドバックやリュックに変えてみるなど工夫をして、バランスよく体を使うよう心がけることが大切です。

バックの持ち方と重心バランス

首・肩周りのモリモリ、ガチガチを改善すればよいということではなく、全身のトータルケア(ストレッチ全身の施術)が必要なのがよくわかります。 姿勢の改善に関するアドバイスでおしまい、首・肩周りの施術でおしまい・・・ではないのです。