塾生みしまです。
歩行困難なお年寄りについての議論がありました。
なぜ歩けないお年寄りがいるのか?

力は入れずに出す

一見相反する内容ですが、このことが最大限に力を発揮することが出来る近道なのです。しかし力を入れなければ、立つことはもちろん、歩くことも出来ないのではないか?

よく言われるのが

・歌うときはお腹から声を「出す」
理由:喉に力を入ると喉が潰れる

・ゴルフで飛距離を伸ばすには「力を入れない」
理由:力を入れると球がぶれやすくなり飛距離が伸びない

・短距離走などフィールドスポーツなどでも「力を抜く」
理由:動きが遅くなる

なぜそうなるのか、今まででしたら理解できませんでしたが、筋肉の特性を考えると繋がった次第です。

歩けないお年寄りたち

「力が抜けたとき、力が発揮できる。」
丹田相撲やバランスボールでの脱力で学ばせて頂きました。

当たり前ですが筋肉の屈筋と伸筋は同時に力を入れることはできません。
屈筋と伸筋が同時に収縮するとどうなるか?
「どっちも何にもできず、ブルブル震えます」
お年寄りの方たちは屈筋に収縮が入りっぱなしで伸筋の収縮をすることができない。(ブルブル震えた状態)だから疲労物質が溜り、筋の酸欠状態で動けなくなる。力が尽きて身体を支えられなくなり転んでしまう。

毎年少しづつ身体の変化、つまり筋量が衰えていってたのにケアを怠った結果、痛みの感覚受容器も減って痛みが感じなくなってしまった。
肩の力を抜かずに頑張ってこられた結果なのかもしれません。

年を重ねてもしっかり歩くには、屈筋群を緩めて伸ばし、伸筋群に力が出せるようにすることが大事です。そして脱力しないと丹田が使えずバランスも取りづらくなります。

いい加減さが大事!

仕事でも生活でも脱力すれば身体はもちろん、心のストレスも少なく過ごせるかと思います。
肩に力を入れずに文章を書いていけたらと思ってます。

授業レポート20170305_722


良くできました