塾生 益田です。
おはぎ作ってみました。たまに気がむくと作ります。なんとか形にしましたが途中、大きな 失敗しました。

あんこ練ってるとき気付きましたが、へらに当たる小豆の感触いつもと違います。小豆かたい…豆が十分柔らかくなる前にさとういれてしまった、しかも勘で一気にどさっと…あああ。ダメもとでもう一度火にかけよう。こういうことはおすすめできないけどしょうがない。甘み入れてから火にかけたので底の小豆はコゲましたが、どうにかおはぎになったあ。

この失敗は、浸透圧というものが原因とのことです。人体はもちろん料理も、化学や物理のオンパレードです。料理と化学ちょっと世界が違う気もするが…いや料理こそ化学なのだろう。

浸透圧って、濃度の違う液体が膜(浸透膜)で仕切られてると、 膜の両側の濃度が同じになるように濃い液体の方へ水分移動するということです。

豆がある程度柔らかくなったので、さとう加えました。煮汁の濃度が濃くなったので、豆の内部の水分は煮汁へどんどん移動したようです。豆は、水分抜けキュッとしまり固くなりました。まさに浸透圧そのものです。

ほとんどの料理は、じゅうぶんに柔らかく煮てから、その後味をつけます。一気に浸透圧かからないように2〜3回に分けてさとう入れればよかったのですが、これもかたくした原因です。さとう入れる前にかたさはみましたが、残念ながら十分なやわらかさにはなってなかったってことですね。

体内のカリウムとナトリウムのバランスも浸透圧により行なわれます。バランスよくないと高血圧、むくみなど症状あらわれます。

自然の食物には、カリウムとナトリウムがほどよく含まれています。近所でとれたもの、季節のものをとりいれたいです。そうするとからだはよく動いてくれるので、筋ポンプにもつながると思います。

体内でナトリウムの濃度が上がると、ナトリウムの濃度薄めたいので水飲みたくなります。細胞内液からも細胞外液へ浸透圧により水分が移動します。

塩分濃度を調べてみました。 海水 3.3〜3.5%  人体 0,85%  みそ汁0.7〜1.2%  スポーツドリンク0.3〜0.6%   「からだの塩分濃度はみそ汁とほぼいっしょだ。」

化学っておもしろいです。


良くできました