塾生 益田です。
呼吸って大切です。いかに大切かについて書きます。人間はこの世にオギャーと生まれてきます(吐く)。この世のおつとめが終了するとき息をひきとります(吸う)。このしくみを思えば呼吸は人生の基本中の基本 と言えます。なによりたいせつなことと思います。ふだんは意識せずともからだが自動でやってくれています(自律神経により)。しっかり吐いてみようと思えば意識的に深い呼吸をすることもできます(運動神経により)。

肺そのものは、ふくらんだり縮んだりしません。肺のまわりを鳥かごのように囲んでる胸郭(肋骨 胸骨 胸椎)が広がったり縮んだりすることで肺がうごきます。胸郭は骨なので筋肉(呼吸筋たち)が動かします。

肺の役目
全身をめぐって二酸化炭素をとりこんだ汚れた血液(肺動脈を流れる)を心臟からうけとりガス交換行ない、酸素たっぷりのきれいな血液(肺静脈を流れる)を心臟にとどける。

呼吸止まり脳に酸素いかないと、あっという間に意識失い数分で命が危なくなります。生物に必要なものさまざまあります。中でも1分1秒争う生命にかかわるものは、からだに必要な量の酸素が供給されているかってことです。特に脳はからだ全体の3割弱ほどの酸素を必要とします。呼吸は浅くてはいけないんだなあと改めてわかってきます。

社宅時代の友人が高山病で人生狂ってしまいました(当時40歳代 男)。ネパールに出張だから部屋の空気の入れ替えしてくれと言われ鍵あずかりました。半年経っても戻ってこなくてどおしたのかな?と思っていた頃…社宅の庭でこどもと遊んでいたわたしの前を知らん顔でとおりすぎました。超おどろきました。まさか。忘れちゃったの?ありえない。

日本を出てネパールに到着した直後の空港(標高1340m)で高山病にかかってしまったそうなんです。ふつう2000mくらいから危険と言われてますが、そこまでの標高がなくてもかかってしまうのですね。軽症でなく、とても重症だったようで仕事どころではなく即、日本に戻され近くの大学病院にいたらしいのですが…本人のお姉さんによると。その後、Kさんはまったく別人になってしまい疎遠になりました。
急激な酸素不足が招いた結果です。嬬恋村(群馬)は標高1000m超えるそうなので、Kさんも事前にそういうところで何日かからだをならしたりすればよかったのかなと思います。非日常に身をおく時、今の環境との違いにも頭はたらかせて身をまもっていきましょう。

健康に関して、これでもかってほど情報やグッズ氾濫して右往左往してる人が多いです。ほんとに大事なものってなんだ…自分なりによーく考える必要あります。だれかの脳みそで考えてくれた情報ばかりに翻弄されず、正解にたどり着けないにしても自分自身の脳みそであれこれ考えてみよう。

脳みその重さ
男性 約1500g 女性 約1250g ゴリラ 約450g ゾウ 約5000g
呼吸 
回数14〜20回/分 約20000回/1日 約7億回/一生 換気量(吐いたり吸ったりの量)約500㎖/1回

酸素足りてないときのサイン
頭痛 眠気 イライラ 疲れ だるさ 集中できない 目がしょぼしょぼ 二日酔いになりやすい あくび 立ちくらみなどなど不調のすべてにつながると思います。

十分な酸素いきわたらせるためには?
運動して(筋ポンプ)血流よくする。 部屋のまど時々開けて換気する。 体幹硬いと呼吸筋働けない(深い呼吸したくてもできない)ので柔軟なからだにする。緊張やイライラの時間が多いと自律神経のバランスが交感神経優位になり呼吸浅くなるので、早寝早起き、ゆっくり落ち着いて食事するなどあたりまえのことをする。職業でみると、お坊さんは寿命長くて野球などの監督•営業•店長は短めだそうです。明らか酸素の量と関連してそうですよね。

これを読んでくれて、いい呼吸が大切なこと伝わればうれしいです。

良くできました