塾生Kです。

 

手力整体塾では丸暗記式の勉強より、気づきによる勉強方式をより重視しています。それは、1つの気づきは2つ、3つ、場合によってはそれ以上の知識の応用と習得が得られ、かつ長持ちし、何よりも新たな気づきへとつながるためです。

 

まだまだ未熟で小さな成長にすぎませんが、そんな中、いくつかの気づきがあったので、少し整理してみたいと思います。言われればごく当たり前の事で、“知らなかったの?”と言われるような事でもありますが。。。

 

1)3つある筋収縮の内、伸張性収縮は、重力に反する作用(抵抗)であり、当該動作の拮抗筋によりコントロールされる。例として、スクワット時の膝の屈曲には拮抗筋である大腿四頭筋が伸張性収縮をし、姿勢の安定と屈曲における速度調整を行う。

 

2)筋肉は長い程、力が発揮できる。下記の図は背臥位時と座位時、それぞれの膝の伸展運動を比較しているのですが、同じ伸展運動でも左右では膝の伸展に関わる筋の1つである大腿直筋の長さが異なり、発揮される力にも差が出る。つまり、右図においては、大腿直筋が股関節の屈曲により短縮されている状態であり、大腿直筋よりも広筋群が強く働く事になる。 

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3)拮抗筋には本来の作用の他に姿勢の安定という重要な役割がある。例として、大腿筋膜張筋は主に外転に働く筋であるが、立位時や片足立の際に内転方向に姿勢が崩れないように収縮し働く。等尺性収縮とも言われる。 ※ 二関節筋の重要性を改めて実感しました。

 

4)ある動作における可動域が狭いのは、その拮抗筋が縮こまっている可能性大である。これは動診の際に見るポイントである。例えば、前屈姿勢(股関節の屈曲、膝関節の伸展、距腿関節の背屈)の動診は拮抗筋である(主に)ハムストリングスと下腿三頭筋の柔軟性を見るためである。

 

これらは上記例の他にどの姿勢や作用においても同様な考え方が適用でき、勉強を始めていた頃の頭の混乱や、動作毎に働く筋肉の答えを導き出すまでの余分な努力を払拭してくれました。単純なロジックでもありますが、頭で認識するより、肌で実感した方がしっくりきますね。何よりも、これらの組み合わせは、トリガーポイント療法である手力整体においては欠かせない応用なのです。まだ見つけられていない肌感覚レベルの新たな気づきが楽しみです。


良くできました