塾生の笹井です。

最近、外を歩いている人を見ていて気になったことがあります。それは、皆んな腕がほとんど動いていないこと。
荷物を持っている人、ポケットに手を入れている人、皆んな腕が身体にぴったりとくっついて、本来の腕を振る動作ができていないのです。

腕を振る = 肩関節の屈曲・伸展なのですが、その動作をするだけでも広範囲の筋肉が可動します。

屈曲:大胸筋、上腕二頭筋、三角筋、前鋸筋
伸展:広背筋、上腕三頭筋、三角筋、大円筋、小胸筋

腕が胴体にくっついていると、この筋肉はほとんど動きません。

日本人の1日平均歩行数は、男性6984歩、女性6029歩だそうです。平成28年の厚生労働省、国民健康・栄養調査にのっていました。

その歩行で本来動かしているはずの筋肉は、ポケットに手が入っていると屈筋群ばかり短縮し、荷物を肩にかけられれば重みを支えるために働き、重いコートで圧迫されています。

これでは、冬場の肩首が硬くなるというお客さんが増えるのも頷けます。筋肉たちは酸欠になりながらも、動けず頑張ってくれているんですね。

でも、実際のところ…私自身も腕を振って歩けるかというと荷物があると難しいです。
なので!何も持たずに散歩へ行ってきました。

肩関節の屈曲・伸展と頭で呟きながら歩いていると、なんだか足とのタイミングが合わず、ちぐはぐした動きになりました。
そこで、踏み込むのと同時に反対の腕を伸展させて歩いてみると、今度は膝が痛くなってきました。歩き始めて20分です。
何がいけないのか考えていると、先生がブログに書いていた重心移動を思い出しました。

骨盤をちょっと前傾にする、なおかつ後ろになっている足で地面をしっかり蹴る。
すると、地面を蹴った瞬間、重心が前に移り、前の膝が伸びて体重が足に乗りました。腕も自然に振れます!
ポンポンと足が進むのが楽しくて、しばらくするとじんわり汗もかいてきて、膝の痛みも気にならなくなっていました。
膝は、最初に意識した踏み込みの時、重心が後ろに残っていた為、前の膝が伸びきらず、体重が乗ったとき膝関節が動いて痛くなっていたのだと思います。

まだ頭で、手がこうとか、足がこうとか考えてしまうのですが、重心を自分で少し操れるようになると、体の動きは自然に変わっていく。今回の目的だった腕を振るという動作も意識しなくても行えていました。

街を歩いている人を見て、’’腕’’に目がいっていたのですが、やっぱり身体は繋がっています。単体で考えるのではなく、重心移動など全身の動きあってこそ、腕がしっかり振れるのです。


でも、まずは腕を動かせる環境を整えられれば!

荷物を持ってたら腕が動けない
じゃあ、リュックにしてみましょう!
(リュックが嫌いと言わないで!)

寒くてついポケットに手を入れてしまう
手袋をして、手を自由に!
(ポケットに入れたまま、転んだりしたら大変です)

皆んなで自分の身体をもっと操れるようになれたらいいなと思いつつ、もっと伝える力もつくよう頑張ります!


よく出来ました