塾生の青柳です。
 12月のMMの講座は受け損ねてしまったのだが、テキストだけは頂いたので、年が明けてからはひっそりとキャラクターセットについて考えていた。自分は何者か。こんな私だからこそ、こんなことに熱意を燃やし、こんなサービスが提供できるのです、とちゃんと語れなければならない。

 自分の好きなもの100個。ジャニーズ、野球観戦、えーっとそれから…いや、好きだけど。大好きだけど!それは仕事から逃避するときのための娯楽なんだ、あまり仕事にしたくない…じゃ、それ以外の好きなもの…うーむ、考えれば考えるほどに悶々とし、「あー!もう!わからん!!!!今日はもう終わり」とスマホを開いてはぐうたらな世界に逃げ込み、明日に持ち越すだけの日々。あ~こんなことしてる場合じゃないんだけどなぁと思いながらスマホを見ていたところ、「ん?そういえば…」と気がついてしまった。私のブックマークフォルダやよく見るサイトの種類には、「野球」「ジャニーズ」のほかにもう一つ、ファッション・美容があったことに。そして自分がいま酷い姿勢で寝そべっている部屋を見渡したら、愕然とした。あぁ、答えはこんなにすぐ傍にあったではないか。クローゼットやタンスに入りきらずに散乱している洋服の山(この季節は10着のコートが部屋中のカーテンレールに吊るされており、もはやカーテン不要の状態)、30足以上あるパンプス(どの箱にどの靴が入っているか分からない)、新作が出る度に買ってしまうコスメ達(一番多いディオールのリップを数えたら23本あった)で埋め尽くされた私の部屋。何にお金を一番使っているかと言えば、それら洋服やコスメの購入であったり、毎月のヘアサロンや、美容クリニックに行って荒れやすい肌に高周波やらレーザーやらをあててもらったりプラセンタ注射を打ってもらったりすることなのだ。
 
 あまりに当たり前すぎて、身に染みつきすぎて、そんなことを意識していることすら忘れていたけれど、「私はいつでもいつまでもキレイでいたい」人間だということに、なんというか、Hello, againな感じ。ずっとそうだった。そうしてきた。そのために、お金が必要だから、仕事をしてお金を稼いで、そして使った。働くモチベーションは、底のない物欲を満たすためだと思っていたけれど、本当の欲望は「キレイでいたい」だったんだな、と改めて思う。それは、ジャニーズや野球のような趣味娯楽とは一線を画す、生きることともっと密着した何かだ。
 
 いやぁスッキリ!!そんなことにばかりお金を使って、とバカにされるかもしれないし、外見よりも内面を磨くべきだとお叱りを受けるかもしれないが、内面の美しさなどというよく分からないものよりも、姿勢が美しいことの方が分かりやすくてよいではないか。それゆえ私は胸を張って、このキャラクターにてセットいたします。さて、次の課題は、では誰に何を提供するかを模索すること。少しずつ、方向性が見えてきたような気もしてきたぞ。やっとスタートラインに立てた。

 では、締めの一句。

 恋だけじゃキレイになれないお年頃


良くできました