塾生の加藤です。

タイトルの質問。
手力整体塾の卒業生・現役の皆さんは、迷いなく「整体」と答えるのでしょうか?

実際に、授業の合間に塾生さんから「なぜリラクゼーションに行くのか理解できない」というような趣旨の問いかけをお受けしたことがあります。

私はサロンに勤めて11年になります。研修内容は基本的に押し方、揉み方のみ。大まかな筋肉の名称を覚えるよう指導されますが、例えば、肩関節の屈曲、進展、内旋、外旋、内転、外転の説明はないので、体の動きと筋肉を関連付けることができません。そのため、「腕をこの向きにすると肩がいたくて…」と言われても重点的に施術するのは肩と腕かな?というざっくりした感覚です。

こんな状況なので「なぜリラクゼーション?」と思われても仕方ありませんね…

実際には、知識の少なさにこのままでいいのか葛藤することが多々あり、その度にスマホ片手に「肩こり_ほぐし方」「腰_揉み方」と検索しては、あーでもないこーでもない…と模索する日々…

そんな日常から解放されたくて、手力整体にたどり着きました。
スタート研修でいきなり突きつけられた伊藤先生からの衝撃発言の数々。

① ネットで調べない。事実をつなげて自分で考える(加藤:寝る間を惜しんで調べまくった。)
② 整体=体育。身体の使い方を正しく伝える(加藤:まず自分が正しい使い方を理解してない。無理な姿勢での施術で腰痛に…)
③ 治そうとしない。本人が気づいていない身体の癖や心の癖を見抜き、偏りの解消へ導く(加藤:治したい‼︎良くなれー!!と思ってた。)
④ ハリとは 伸びているところ=頑張っているところ(症状を訴えるところ)
  コリとは 本当にほぐしたいところ(症状としてほとんど感じていない)
    
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④に関しては、サロンでは全く逆のやり方で、最も辛さを感じているハリの方を重点的にほぐしていました。(これまでのお客様に申し訳ない…)

授業受けるたびに、サロンでの施術内容に悶々とする日々を過ごしていますが、やっと固い箇所を予測することができました。
「右腕をこの向きにするのが辛くて…」と肩関節の内転時に痛みを訴えるお客様。右側の大胸筋、烏口腕筋、上腕三頭筋、広背筋、大円筋、肩甲下筋のハリを予想し、実際に左よりもかなり固くなっていました。「酸欠を解消するために適度にほぐす」という言葉を思い出し、ほぐしすぎないように注意しました。今後の学びで、これらのハリの原因になっている縮まったコリを見つけられるようになると思うとワクワクします。

私はリラクゼーションも大好きです。
センスのいい空感とアロマの香り。感じのいいスタッフが気持ちを込めて全身くまなく揉みほぐす。大事に丁寧に扱われているのを感じ、よだれが垂れそうな(笑)気持ちよさにとろけながらオキシトシンが大量に分泌されていく…

私が提供したいのは、体の辛さにしっかり結果を感じてもらいつつ、リラクゼーションも体感できる整体です。体のメンテナスを生業とする方々にも選ばれるリラクゼーション整体を目指して日々精進します。

よく出来ました