塾生Kです。

筋肉の事を勉強してきて5か月目に入っていますが、今まではどちらかと言うと見える(触れる)場所の筋肉にフォーカスしてきていました。しかし、肩甲下筋や鎖骨下筋のように隠れた場所にある筋肉が悪さをして起こる不調(例えば、四十肩・五十肩)もたくさんあり、これらの重要性を(今さらではありますが)実感しており、うれしい反面、恥ずかしくも思っています。

人間の腕は実は上腕骨(肩峰当たり)からではなく、実は鎖骨から始まり、肩甲骨も含めて構成されていると言えます。腕を上に上げる際(肩の外転または屈曲)にある角度(大体70度くらい)までは、肩関節のみの作動でカバーされますが、それ以上となると、胸鎖関節も大きく動き、肩甲骨も動く事によって180度上げられるようになるため、これらは腕を構成する1つのセットであるのです。つまり、腕を上げる時は、主に三角筋、ローテーターカフが使われますが、70度以上上げようとなると肩甲骨と胸鎖関節に関わる肩甲下筋と鎖骨下筋が十分に伸びてくれる必要があるのです。

現代人の日常生活の中では腕を90度以上上げる時が少なく、そのために肩関節の内転、内旋に関わる筋肉が縮こまってしまう傾向にあるのですが、この時に肩甲骨の動きも少なくなるため、この動きによって伸ばされるはずの肩甲下筋が縮こまってしまうのです。肩甲下筋は、表面からは触れない肩甲骨の内側にあるため、通常の整体手技でも触れずに終わってしまい、見落としがちなのも、肩甲下筋の縮こまりを予防しにくい一要因と言えるでしょう。

また、肩甲下筋は日常動作では(短縮はあっても)収縮する事は殆どなく、筋ポンプによる筋肉の弛緩も期待しづらいのも問題です。つまり、腕を上に上げる事によって伸ばさない限り、ほぼ短縮した状態にあるわけですので、筋肉の縮こまり(凝り)ができやすいわけです。こうなるまで40年(四十肩)、50年(五十肩)もかかるんですね。(笑)私も肩を動かしたり、上に上げる動作をしたりすると、色んなところでポキポキ鳴るのですが、四十肩・五十肩にはならないまでも、年を感じ、危機感を覚えます。

触りにくい場所にあるからこそ、どの動作に関わるのかをきちんと理解し、そのケアにはより意識しなければいけないでしょう。肩甲下筋は肩の内転、伸展、内旋の動作に作用しますので、(健康なうちには)親指を後ろに向けた形の万歳(できれば、11時、1時の角度で)をしてあげるだけでもストレッチになり、良い予防策になるのではないかと思います。


良くできました