塾生の青柳です。
下記の記載内容に誤りがありましたので赤字にて修正しています。

5月6日、西武ライオンズの菊池雄星投手が登録抹消されました。その日、西武ファンの知人から私が得た情報は、左肩の張りによるもので3月に寝違えてから回復が遅いとのこと。それを聞いて、「肩の張りなら、広背筋、大円筋、あるいは上腕二頭筋などが縮んでいるだけだからそんなに心配いらなそうですね」と返事をしました。肩の施術の際にゆるめる主な筋肉がそれらであるため、そのように思ったのです。ところが5月10日、病院で検査を受けた菊池投手が受けた診断結果は「病名がつきにくい。『機能低下』というのが今言える言葉になります」というもので、約1か月戦線離脱するという記事がでました。1か月も?私は慌てました。そんなに心配いらない、と言ってしまったのに。しかも、医師による「病名がつきにくい」って、いかにも深刻そうな言い方です。でも、単純に筋肉が縮こまっているだけだから病気じゃないし、病名なんてないのは当然なのでは?回復が遅いのは、「機能低下」というか、縮こまっている筋肉が血行を悪くしているからではないの?でも医師が言うなら何か解明できない類の病気なのだろうか…。少しパニックになりながら、本日の授業に臨んだのであります。

そうしたら、たまたま、他の塾生の方から「最近寝違えた」というお話がありました。左側が痛くなったそうです。(偶然にも、菊池投手と同じ左側です。菊池投手が左首を寝違えたという情報はありませんが、間違いなく左でしょう。)そこで、みんなで寝違えの原因やほぐすべき筋について考えました。左側に痛みがあるということは、頸の右回旋時に左の胸鎖乳突筋が収縮しすぎたか、あるいは頸の左回旋または左側屈時に左の板状筋群が収縮しすぎたことが原因です。そのため、まずはこれらの筋をストレッチします。最終的にほぐしたいのはこれらの筋ですが、いきなりそこから攻めるのではなく、その周辺で関与している筋群からほぐしていきます。そして、この異常収縮の原因は、その筋の血行不良はもちろんですが、その周辺の筋にも血行不良が起きていることが考えられます。特に、頸を回旋させる際には肩も連動します。左側に振り向く際には、左肩も開くのです。肩の筋が縮こまっていてうまく動かせず、頸だけで急に振り向いたりすると、起きていても寝違えのような状態になるかもしれません。だから、肩周りの筋肉もやわらかくしておくことが重要です。

では、なぜ広背筋、大円筋、そして上腕二頭筋をほぐすことが有効なのでしょうか。広背筋と大円筋は、肩関節の内旋・内転・伸展に機能します。一般的に、肩関節が内旋している人が多く、内旋の筋は縮こまっています。特に大円筋は肩甲骨の下角後面に起始し、上腕骨の小結節稜に停止します。これが縮こまると、肩甲骨がどんどん外側へ引っ張られていってしまい、「肩の張り」を感じるようになるでしょう。また、ピッチャーにおいては投球の動作はそのまま肩関節の内旋・内転・伸展であるため、広背筋と大円筋は十分にストレッチしておく必要がありそうです。上腕二頭筋は、その主な機能は肘関節の屈曲ですが、起始が長頭は肩甲骨の関節上結節、短頭は烏口突起です。つまり、肩甲骨と腕をつないでいるのです。これが縮こまると、やはり肩甲骨が外側に引っ張られてしまい、「肩の張り」が生じます。特に投球時には、曲げた腕を伸ばしながら力を入れてボールを放ります。このとき、上腕二頭筋には伸張性収縮が生じており、大きな負荷がかかっているのです。

考えれば考えるほど、「やっぱり雄星の左肩の『機能低下』って、ただの血行不良なんじゃないのか?」と思わざるを得ません。そして、今日のネットニュースを見たら、「菊池雄星『思ったより順調』」との記事が。あぁよかった。

それよりも 山賊打線 ヒエヒエやん


良くできました