塾生の青柳です。
昨晩、寝る前にたまたま某動画サイトでタイの泣けるCMというのを見てしまい、うっかり号泣してしまいました。瞼がパンパンに腫れてしまい、このまま寝たら明日の朝どうなっていることか…と心配になり、久しぶりに枕をして寝てみました。枕なしで寝るよりは瞼の浮腫みがひどくならないことを期待して。朝、起きてみると心配していた瞼の腫れは特にありませんでしたが、代わりに、腰が痛い…。たかだか数センチの高さでも、頭を持ち上げて寝ると背中や腰が引っ張られるのだということを改めて実感しました。というか、数か月前までは毎晩、何十年も枕をして寝てきたというのに、それまでは何とも感じていなかったことも不思議です。とにかく腰の痛みをなんとかしようと、頸を屈曲させていたことが原因なのだから伸展していたら直るだろうか、と思って天井を見上げて座っていましたが、退屈で仕方ありません。そこで、我が家のワンコにつきあってもらい、散歩に出かけました。体中の血行が良くなれば、早く直るだろうと思ったのです。なるべく沢山の筋肉を使えるように、脚を極端に上げて歩いたり、大股で超スローモーションで歩いたり、肩を交互に思い切り後ろに引きながら歩いたり、後ろ向きで歩いたり、欽ちゃん走り風に歩いたり、色々してみました。ワンコが「もう気が済んだやろ、帰ろうや」という目で私を見上げたころには、腰の痛みも忘れていました。

腰の痛みと言えば、先日会った友人が、寝ている間にぎっくり腰のような症状になったらしく、腰にコルセットを巻いていました。固定しない方がいい、動かした方がいいよ、とアドバイスしましたが、コルセットはウエストポーチのような緩い巻かれ方をしていて、内心「て言っても固定すらされてないけどwww」と思いつつもそこは黙っておきました。後日、またその友人に会った時には、「ぎっくり腰は治ったけどなんだか腰の別の部分が痛い。もしかしたら内臓が悪いのかもしれない」と随分と深刻な表情を浮かべていました。痛いところをかばって動いていたから他のところに変な負担がかかっただけだよ、動かしていればそのうち直るよ、と言ったのですが、真剣に心配していないと捉えられてしまったのか、彼女は不満そうにしていました。女心は難しいものです。

きちんと知っていれば、なんてことないようなことも、体がいつもと違うと、特に痛みを伴えば、なんだか怖くなるものです。手力整体で体のことを学ぶ前の私だったら、前述の彼女に対して、「念のため病院で診てもらったら?」なんて言っていたかもしれません。また、「正しく」知る、ということの重要さも痛感する今日この頃です。インターネットからは数えきれないほどの情報を得ることができますが、その情報が正しいのかどうか判断する力が必要だということを、体のことを学び始めてから身をもって感じています。それらしいことが書いてあっても、なんだか的を射ないような、「本当はちゃんと理解していない人がツギハギで書いたんじゃない?」という感じの情報が、意外と多いことに気づきます。

一方、きちんと理解していれば、逆に怖くなくなるという例を一つ。3月21日に、公益社団法人神奈川県聴覚者協会主催の「チャリティー市民講演会」を聴講してきました。日大藤沢高等学校で行われ、スピーカーとして「球界のレジェンド」、山本昌氏が登壇しました(日藤は昌さんの母校)。その講演のなかで、興味深い話がありました。昌さんは、ラジコン好きで有名です。野球ファンの間では、「ラジコンが本業で、趣味で野球をやっているおじさん」なんて言われるほどです。昌さんは、「ラジコンと野球の共通点はありますか?」という質問を受けて、以下のようなことを答えました。「ラジコンは、勤続疲労から左ひじ、左ひざを故障してリハビリしているときに、気分転換に始めた。ラジコンのサーキットで見たのは、愛好者たちがコンマ1秒でもタイムを短縮するために、ラジコンの部品をばらしては作り直し、またばらしては試す、ということに心血を注いでいることだった。体も同じなのではないかと考えた。投球フォームを変えることは、うまくいかなかったときのことを考えると投手にとって怖いことである。しかし、ラジコンの部品と同じように、体の部位、メカニズムを正しく理解すれば、フォームをばらして作り直し、進化することができると考えた。だから私はフォームを変えることを恐れなかった。」(もっと分かりやすく素敵なお話をされていたのですが、私の言葉足らずで申し訳ないです。)50歳まで現役を続けられた理由の一つには、昌さんが体のメカニズムを正しく理解しようとしたことも大きいのだろうと思いました。

実は、体に限らず、「知らない」ということが恐怖を生む、という現象はよくあることだと思うのですが、既に、タイの感動CMから山本昌まで、話がとっ散らかりすぎているので、この辺で終わります。

書くことに疲れたときは軽く書く (筋肉と同じ!)


良くできました