塾生のキムラです。実は先日、正しいスクワットのフォームについて書いたのですが、どうもまだ考え方がちぐはぐになっているため、一旦温めて、知識と理論を積み上げて、後日再び考えていこうと思います。

というわけで今回は少し別の題材で「物を売ること」について、最近よく考えていることを書かせていただきます。

私が手力整体に決めた理由は、手技はもちろんそうですが「マーケティングに対する考え方」に惹かれた点です。(肝心の、前回のマーケティングマインドの授業には出席出来ませんでしたが…)

これから独立するにあたり、自分の趣味である読書も、「小説」のようなフィクションから、いわゆる「ビジネス書」と呼ばれるようなものを読むようになってきました。変に「意識高い系」になってしまうのを嫌って近年はあまり読んでいなかったのですが、色々な人の考えを見るのは勉強になります。(たまに、表紙に騙されて、中身が全くよくわからない変な本にも当たりますが)

それで、何冊か読んでいるうちに、内容はそれぞれ様々なことが書かれていますが、本質的には「これからの時代は、『商品を売る』のではなく『物語を売る』」というようなことに結びついてくることに気が付きました。

「整体師は商品を売らないだろう」と思うかもしれませんが、サービスだって形がないだけで立派な商品です。そう考えると、モノを売るのもサービスを売るのも同じことだったりします。

色々読んだ本の中で、この「物語を売る」ということについてわかりやすく書かれているのが「物を売るバカ」という本です。

読み進めていると、手力整体のマインドと似ている部分が多々あったので、いくつか簡単に紹介させていただきます。

まず章の見出しをご紹介いたします。

・スーパーより高い野菜が通販で売れる謎〜人は物だけを買っているのではない〜
・なぜこの「もやし」が買いたくなるのか?〜どこにでもある商品でも物語は作れる〜
・「奇跡のリンゴ」が映画になった理由〜人類共通の感動のツボとは〜
・小さなオフィス機器販売会社がモテる理由〜価値を「見える化」する三本の矢〜
・同じ新幹線の車内販売で4倍売れる秘訣〜お客さんと相思相愛になるラブストーリー戦略〜
・結局全ては「人」なんだ、という法則〜人は人の思いに共感する。共感すると買いたくなる〜

いかがでしょうか。私は個人的に、章のタイトルを見ただけで、なんだか整体に通ずるものがあるなと思いました。読み進めていくと、「『こだわりの』『厳選された』は、何も言っていないのと同じ」という話があります。

例えば、飲食店をとっても、本当に不味い店を探す方が難しかったりします。だいたいどこもこだわりを持って、商売なのでそこそこの品質で提供しています。

そこで例に出されていた話をひとつ。似たような店名と外観のラーメン屋さんが2件並んでて、片方は「厳選された素材でこだわりの製法」というキャッチコピーで、もう一方は「これだ! と納得できる一杯を作り上げるために、全国1000件以上のラーメンを食べ比べ研究に研究を重ねた渾身の一杯です」というキャッチコピーがあったら、どちらに入りたくなるか、というものがありました。

ありきたりな「厳選されたこだわり」というありきたりなワードの前者よりも、後者の方が惹かれる人は多いのではないでしょうか。(正直この例は極端かな、と思いましたが、それでもありきたりな前者よりは後者が気になると思いました)

例えばこれを整体に置き換えると、前者は「経験と知識が豊富な整体師にお任せください」みたいなものでしょうか。公式ブログの方にも書かれていますが、サプライヤー(売り手側)がカスタマー(買う側)の目線を忘れてしまっているようなものですよね。「経験と知識が豊富」というのは必要最低限のことであり、それにプラスアルファをしないと全く意味がないということです。
(参照リンクhttps://www.tedikara.com/school-d/unique/

後者のように「物語」を感じさせると、ちょっと行ってみようかな、と思わせる可能性がでてきます。私自身、手力整体にも、公式ブログを通じて「物語」を感じたため、ここで学びたいなと思った経緯があります。

また、他にも「『価格』を落とすと『価値』を落とすことになる」という話も、サービスを提供する者としては大事なことかと思います。

と、ほとんど本の紹介みたいになってしまいましたが、全編を通して事例を織り交ぜながら読みやすい構成になっているので、ぜひお手に取ってみてください。

私としては「整体師」という看板で店舗を構えるのではなく、「楽しく生きるためのお手伝いのひとつに『整体』を取り入れる」という理念で独立を考えています。おそらく手力整体に集まった人たちは、少なからずそういう気持ちがあると思います。

そのためにはまず、基本となる筋肉の知識と手技をひたすら積み上げないと!と言いながら、今の気持ちは明日の房総合宿が楽しみすぎて、気持ちはすでに千葉方面に向いていたりします。初乗馬、楽しみです。ちなみに乗馬で大切なのは「姿勢」「体の柔らかさ」「バランス感覚」のようですね。ここも整体につながることなので、楽しんで体で覚えて行きたいと思います。

というわけでなぞかけをひとつ。

読書とかけまして、はじめての乗馬とときます。

そのこころは、どちらも「表紙(拍子)に振り回されることがある」でしょう。

それでは、失礼いたします。


良くできました