塾生のKです。

以前ブログに書いた”いい圧”の姿勢で妹夫婦の腰部を背術したら、自分の肩甲骨内側側面(僧帽筋か菱形筋)がめちゃくちゃ痛くなってしまいました。正しくない姿勢で施術をしてしまったのかと心配になり、今日の塾で質問したところ、今までずっと拳上して外転状態だった肩甲骨を正しい位置に置いたことによる急性の筋肉痛だから問題はないだろう、とのことでした。安心しました~。

さて、この筋肉痛という言葉、スポーツ後の急性の筋肉の痛みだけではなく、慢性的な痛みも含めて筋肉痛と呼ぶんですね。
そんな考えが頭になかった私は、まさか施術で自分の肩甲骨辺りが筋肉痛になるとは思っておらず、これは凝りなのか張りなのか、圧痛点と反射点とどっちをほぐせばいいのかわからず、もやもやしながら日々をすごしていたら、いつのまにか痛みは和らいでしまいました。

結論。急性の筋肉痛は痛みを我慢して同じ動作をしてポンプさせてあげる。ただし、同じ筋肉痛を繰り返さないためにも反対側の拮抗筋も緩めてあげることが必要とのこと。
今回の自分の場合、ポンプさせてあげる場所は僧帽筋下部・前鋸筋・小胸筋・鎖骨下筋(下制させる筋肉)と僧帽筋中部・菱形筋(内転させる筋肉)で、緩めてあげるのは肩甲挙筋・菱形筋・僧帽筋上部(挙上させる筋肉)と前鋸筋・小胸筋(外転)となります。結局肩甲帯の筋肉すべて動かせってことですね。


ところでこの急性の筋肉痛というのは、施術後の好転反応の一種でも生じるそうです。ただ翌日の午後には自然と無くなるそうなので、施術時に「次の日起きたら体がだるかったり筋肉痛のようなものが生じる場合がありますが、予定は大丈夫ですか?」などと伝えておくことが大事。
一方いわゆるもみ返しというものは、伸びている筋肉をさらにほぐしてしまった場合におこるもの。本当のもみ返しは一週間ほど痛みが続くそうです。だから伸筋群をほぐすときは要注意。


今回の自分の肩甲骨の筋肉痛は、一時寝返りが打てないほどに痛くてどうしようかと思いました。でも一方で「いいサンプルが現れた」と自分の体とじっくり向き合い、ああでもないこうでもないと考えることができました。そして今日の整体塾での説明を聞き、頭の中に会った知識がすとんと腑に落ちた感じがします。

やっぱり自分で体験することに勝るものはないですね。次の筋肉痛はいつどこに現れるのか楽しみになってきてしまいました。


良くできました