塾生のささいです。
親指側の縁が外側に張り出してきてしまう、外反母趾。
歩く時に痛い、魚の目や巻き爪。
硬くなった足裏の角質やタコ。
足に生じるこれらのトラブルは、みんな同じ理由で起きていることが多いのではと考えてみました。
世界一姿勢の悪い日本人の歩き方
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私たち日本人は世界で一番姿勢が悪いと言われてしまってします。
そんな私たちの歩き方でよく見るのが、内股歩き。
本来の足の形、筋肉が伸びても縮んでもいない状態は、つま先が外に45°程開いています。
なので、つま先が内向き、または真っ直ぐな人も、内股ということになります。
もともと女性が大半を占めていたこの歩き方も、最近では男性も見られるようになりました。
(そもそも、”気をつけ”の姿勢でつま先が外を向く人が少ないですね(;^^) 小学生の時に教えてほしかったです)
内股歩きこそ、足のトラブルの原因
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本来の歩行では、かかとで着地して親指の付け根で地面を蹴ることがベストですが、内股歩きになると、かかとで着地はするものの、地面を蹴る場所は小指寄りになります。
すると、体重を支える為に面積が大きい親指は、地面を求めて小指側に曲がっていき、付け根が外に張り出した外反母趾の状態になるそうです。
これは、見た目で外反母趾ではない人も注意が必要。親指の爪を見て、小指側に流れるように生えていたら、内股歩きの可能性あり。巻き爪の原因にもなります。(実際、私も左親指が巻き爪です。左足重心の左足内旋が、こんなところにも問題を起こしているなんて、思いもよりませんでした。)
しっかり土踏まずを使おう
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足の裏に硬い角質やタコ、魚の目がある人も原因はやはり内股が多いようです。
親指の付け根でしっかり地面を蹴ることができると、体重は土踏まずを通過します。
土踏まずは、体重の圧を分散するクッション性があるので、一点にかかる負荷を和らげてくれます。
しかし、小指寄りに体重をかけてしまうと、土踏まずは通らず足の縁が常に地面に触れます。体重を逃がせない足裏の皮膚は、衝撃から身体を守る為に厚みが増します。
この状態が続くと角質やタコに、酷くなると魚の目に。
身体を衝撃から守ろうとして、または正しく使おうとして、足裏では色んな問題が起きていたんですね。
足裏の構造は、小さな面積で身体を支えることのできる優秀な構造を持っています!
足のケア商品で対処していくことも、一度できてしまった足には必要だと思いますが、”ますば一歩を、しっかり歩く”。このことが、すごく大切なことだと思いました。
たまには、ながら歩き、考え事をしていたり、音楽を聴いたり、スマホを触ったりするのをやめて、踏みしめて歩いてみるのもいいのではないでしょうか(*^^)
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