塾生のささいです。

手力の授業の始めの頃に、自分が人の身体をどうにかできてる、変化を出せてると思わないように、整体は毒にも薬にもなってはいけない、ということを聞きました。
私はそれまで、どうにかするのが当たり前だと思っていたし、変えなきゃいけない、お金もらってるんだからと、力がかなり入った状態で仕事をしていたので、目から鱗でした。

でも最近は、” 辛いところは伸びているから辛い場合が多い ”  このことを考えて施術するようになって、身体が緩むことを心配しなくていいようになってきています。
身体の辛さをふまえて、縮んでる筋肉を触ると、触っていない筋肉が勝手に元の長さに戻っていく。私は何にも特別なことをしていない、辛いところをガシガシとほぐしてもいない。でも、するすると緩んでいく身体。

前に先生が当たり前のことやっても面白くない。辛いところをほぐして楽になるのは当たり前。こんなところ触って辛さがとれるの?と驚いてもらうことが楽しいとおっしゃっていましたが、最近本当にそう思います。

辛いところから離れていたり、反対側だったりを触って辛さがとれると、えっ?なんであっちほぐすと、ここほぐれるんですか?!と、驚いてもらえます。そうことが嬉しくて、施術が前より一層楽しくなりました。

身体はシーソーみたいです。あっちが縮めばこっちが伸びて、こっちが縮めばあっちが伸びる。そうやって筋肉が伸び縮みしてくれるおかげで、私たちの身体は動くことができる。
(※ 筋肉に自分で伸びる機能は付いていないので、縮んだ筋肉の反対側が、結果伸びています。)
 
IMG_4186
(↑文字が小さくてすみません。)

伸びているところが辛くてほぐしても、縮んだ筋肉がそのままだったら身体は変わらない。縮んでいるところが元の長さに戻れば、伸びていたところも元の長さに戻っていく。
このことを知らなかった、知ろうとしてこなかった為、ほぐしてもなんだか良くならない、可動域が出ない。すぐ辛さが再発するということの繰り返し。

そういうことをわかりやすく、お客さんに伝えられる整体師になりたいと思います。お客さん一人一人が自分の専属整体師に。
この前の小テストで、健康とは?の問いかけに、私は辛さがあっても自分で理解して、ケアできる状態と書きました。

そうなれるように、自分がわかったことや
、身体が変わっていくことが楽しいというのをまずは自分の身の回りの人に伝えて行きたいと思います。


良くできました