塾生の加藤です。

昨日は塾生SさんからO脚について次のような質問がありました。

『ゼロ度の状態で立つと左右の膝が離れてしまうが、長座になると膝がつくのはどういう事でしょうか?』

※下記の落書きのような絵は、股関節の動きを自分が理解しやすいように、長座ではなく立位にしてます。

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授業中は自分の中でうまくまとまらなかったのでもう一度考えてみました。

長座により股関節を屈曲させると膝がつくということは、この状態からゼロ度に戻る時に股関節屈曲の筋肉の何れかかがうまく伸びず長さが足りなくなる為、膝が外側に引っ張られてしまうと考えられます。

膝が外側に引っ張られる動きは股関節の外転なので、股関節の屈曲かつ外転に関わる筋肉に絞られます。

大腿筋膜張筋か縫工筋のどちらだろう?と考えていたところで、先生から「縫工筋で考えましょう」との一言がありました。

なぜ??
もし膜張筋が縮こまっているなら、股関節は外転と同時に内旋しますが、Sさんは外旋していました。
そして、縫工筋はあぐらをかく時の筋肉で、O脚の形はあぐらをかく途中の形!
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やっとほぐすべき筋肉を見つけたところで、基本手技の横向きで縫工筋に施術を施し、抵抗運動でさらにポンプしたのち拮抗筋の締め直しを行いました。
施術後はSさんもびっくりする程、膝の広がりが少し緩くなっていました。

今回のSさんのO脚は一例で、同じO脚でも色々な要因があります。
例えば、O脚の猫背さん。
骨盤が後傾し股関節が伸展するのでハムストが短縮し、反対の屈筋が引っ張られます。この時に、もう伸びない縫工筋は股関節を外転させて膝を外側に引っ張ります。
さらに猫背さんは膝関節が屈曲しているのでつま先は内外自由に動きます。外旋している場合は、ハムストをポンプし縫工筋など屈筋の締め直しになりますが、内旋している場合は、さらに股関節と膝関節の内旋筋と場合によっては足関節の内反の筋肉のポンプも必要になりそうです。

今回のO脚については、先生や他の塾生さん達に誘導されて何とか理解に至りましたが、視診と動診から何関節がどうなっているのか、もっと素早く的確に判断できるように練習します。


良くできました