塾生の加藤です。

先週、5歳の息子が左足の脹脛下部から踵に強い痛みを訴えました。

結果的に靴を替えるという単純な事で解決したのですが、それまでも靴はこまめに交換しており、サイズ自体はつま先が少し余っているちょうどいい状態だったので、何が痛みの原因になっているのか見極める難しさを感じました。

これまでも走ると足が痛いということはありました。成長痛かなと軽く考えていたのですが、今回は走り方が明らかにおかしくなりました。

両股関節を極端に内転・外転させ、まるで競歩の選手のように骨盤を大きく動かしながら走り、歩く時はびっこをひき、気をつけていないと足をくじきそうになっていました。

足の指関節は屈曲し、足関節は底屈・内反、膝関節もやや屈曲、着地はつま先よりとなっていました。試しに私もこの状態で股関節を大きく内転・外転させてみると、確かに脹脛にはあまり負担を感じないのですが、代わりに外転筋が辛くなってきました。脹脛が伸びることで感じる痛みを避けるために編み出した歩き方のようですが、これが続くと思うと他への影響が恐ろしく、念のため整骨院に行きました。

診察の結果、深刻な炎症は起こってないが、脹脛と太もも外側が固くなっているとのこと。また、足の大きさに対して幅広で甲もかなり高いため足が圧迫されてるのが原因との事で、数日圧迫のないサンダルで過ごし、その後サイズに合う靴に変えた結果、いつもの元気な走りを取り戻しました(子供の回復は早い!!)。
膝周りの痛みが少し残っているようですが、股関節の内転・内旋筋、膝関節屈筋である膝痛3兄弟の酷使と、膝関節屈曲の状態が続き半月板がしっかり噛み合ってない状態で歩いた為の痛みかなと膝痛の原因を思い出せました。

今回は、私が当初の痛みを軽く受け止めてしまい対処が遅れてしまったと反省しました。
子供はまだ表現力に乏しいので特に気をつけて話を聞いていく必要があるなと痛感しました。
お客様に対しても視診・動診だけではなく、よく話を聞くこと、話を引き出して痛みに繋がる原因が隠れていないか考えていくことが大事だなと感じました。
もしかしたら、極端な話施術は必要なく、靴を変えるだけで済むこともあるかもしれませんので。

以上です。

良くできました