塾生のキムラです。先日の授業では「健康グッズは効果はあるのか」という話題になりました。
そうすると「両脚を外側に広げて筋トレを補助する器具」「腹筋を補助する器具」など、かつて深夜番組の通販で一世を風靡したものが出てきました。
いずれもうちの実家でも母が買っていて、見事にホコリが溜まっています。
これはいずれも筋トレを補助する器具ですが、そもそも筋肉を負荷をかけて強くするのが筋トレなのに、補助をしてラクにして意味があるのかという話です。もちろん意味はありません。厳密にいうと、一応筋肉を動かすので全く無意味というわけではありませんが、謳っている本来の効果は出ません。
例えば腹筋について。そもそも「クランチ」は先日の公式ブログで書いてある通り、腹筋ではなく股関節の屈筋群を鍛える動きですが、補助器具を使うと負荷は軽減され、また、固定された一定の動きしか出来ないため、他の筋肉との連動がなく、トレーニングの効能が低くなってしまいます。
一方、どういった健康グッズなら効果があるかというと「バランスボール」や「ストレッチポール(フォームローラー)」、あとはアジトにもおいてある「バランスディスク」でしょうか。これらに共通するのは「動きが固定されておらず、自分で動く必要がある」ということです。
バランスボールも、一見黙って座るようですが、ただ椅子にドカッと腰かけるような座り方ではなく、微妙にバランスをとりながら座りますし、フォームローラーも、寝転がったうえで自分で動く必要があります。何事もラクをしちゃいかんということですね。
ではこの「効果がある健康グッズ」ですが、なぜ効果があるかということを考えると、手力的な発想にたどり着くところが興味深いです。
バランスボールにせよフォームローラーにせよ、結局は「丹田を整える」という動きを補佐するものだったりします。
これを頭でわかっているのとわかっていないのでは、ただ使うだけにしても効果が全く違うような気がします。かく言う私も、ここで学んでいながらあまり意識せず使っていたり。反省です。
ちなみに私が授業の時に話した「ナ○ヤマさん」はこんな感じのやつです。
背中をグリグリするだけのものですが、ここで学んだトリガーポイントなどを熟知して自分で使う分には効果があるのかな? とも思ったり。
というわけでなぞかけをひとつ。
実家にある健康器具とかけまして、ニュージーランドのラグビー代表オールブラックスとときます。そのこころは、どちらも「ほこり」がたっぷりです。
ラグビーネタはちょっとわかりづらいですね。
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