塾生いけだです。

先日の授業は卒業生が参加され、手押し相撲となりました。自分以外は女性陣ばかりだったのですが、簡単に押し負けてしまいました。

 

丹田を上手く使うには

基本的に上肢の力は抜くこと(ポジションを維持するだけ)。力任せにすると丹田は右往左往してしまい、姿勢が安定しません。そして正座では足は重ねず、骨盤はやや前傾に位置させる。地面に根を這わせ、目線は遠くを見るようにし、力を入れるのではなく押し出すというイメージで。最初は力任せになっていましたが、アドバイスを聞きながら徐々に耐えるようになってきました。

 

手押し相撲で気づいたこと

上手く丹田を意識しきれず、コントロール出来なかったのはもちろんなんですが、私は手押しで押し込まれたとき、まだ完全に負けていないのにも関わらず「あっもうダメ」と声が出てしまっていました。そう言った瞬間に完全に丹田がズレてしまっていた。思いは自分の体の動きに影響し相手に伝わってしまう、ということでした。

 

施術でも同じことがいえる

施術で筋肉に圧を入れる時に、丹田を意識し圧を入れていきます。そこで「コリはどこだろう」「あれ、見つからない、時間通りにできるだろうか」等、焦りや不安がよぎったり、手でコリを探し始めた瞬間に丹田はズレてしまい、良い圧が入らなくなってしまいます。また患者さんのも妙な不快感が残ってしまいます。

翌日の基本手技で腸腰筋に締め直しを行った際、患者役になり先生がデモンストレーションを行ってくれたのですが、踵を支える手に力が入っただけで「あれ何か変な感じ」と違和感が残りました。

 

無意識に丹田コントロールできるように

圧や動きを意識するあまり、手に力が入ってしまい無意識に重心が離れていってしまう。また顔が施術部位に近づくと重心が患者さんから離れてしまう。結果丹田がズレてしまう。まずしっかり重心を近づけるところから意識していきたいと思います。またコントロールできるようになるには、やはり意識して数をこなしていくしかないでしょうか。そして無意識に丹田コントロールができ、施術部位でなく患者さんの細かな動きに目を向けられるよう「良い意味での注意散漫」を目指していきたいと思います。

 

また授業の際にインソールの話をさせて頂きました。つい楽に歩ける、気持ち良く歩けてしまう事を求めるあまり、サボってしまう筋肉が出てくることを忘れていた。肉体的に健康な人には必要ないですね。しかし今回に限っては「殿筋やハムストを使って歩けている」という感覚が分かったという事で、良しとします。平穏無事を好み変化が苦手な私が、最近は良くも悪くも自分の中で色々実験?チャレンジ?(徒歩通勤になった)できているので良い傾向だと勝手ながらに思っています。



良くできました