塾生の近野です。

癖のある立ち方や歩き方、動き方をしていると、使っている筋肉と使っていない筋肉が発生します。

「内股って可愛いな」そんな風に思った高校生の頃の私に、飛び蹴りしてやりたい現在の私は、動かしづらくなっている筋肉を使うことに奮闘しております。

最近は仕事と通勤で毎日平均15000歩も歩いていて、筋肉を均等に使うことを意識しているつもりなのですが、あちこちに痛みが発生するのです。

【歩くことは片足立ちの連続、重心を移動させること】

縮んでいる筋肉があると、重心を移動する際に使える筋肉と使えない筋肉が発生します。

つま先が内に向く癖がある私の場合、


股関節:内旋

膝関節:内旋/屈曲

足関節:内反/底屈


の筋が縮んでいます。

急にたくさん歩き出し、苦手な足関節の背屈をたくさんしたことで、初めに痛くなったのは【長母趾伸筋/長趾伸筋】の足首辺りでした。

その痛みは筋トレをしいてる時の「それ以上できないよ~」みたいな感じの痛みで、これは歩いているうちになくなりました。


次に痛んだのは【後脛骨筋】の土踏まず辺りです。

攣りそうな痛みで、歩き続けられず立ち止まるほどでした。

これは足関節の内反/底屈の筋が縮みすぎたから。

着地するときのつま先は外向きなのに、重心を移動する際の後ろ足は内反しながら地面を離れる。

後脛骨筋を縮め続け、攣りそうになる危険信号が出たんですね。
 

つま先の向きだけを“目で見て”変えることは難しくないけれど、偏った筋肉だけに頼らない“感覚”を身に付けることはとっても難しい。

その後も気を抜くと痛くなりますが、後ろ足は外反させるくらいの気持ちで良いのかな、と縮こまりやすい筋肉を伸ばすように意識しています。

足が地面に着く順番は、①踵(ほんの少し内反しながら)、②小指の付け根、③親指の付け根、です。
足の着き方を意識すると、結局は股関節がちゃんと動けば解決するのだと再認識します。

最近は新たに縫工筋に痛みが出ました。

これは股関節を伸展させようと頑張っているつもりで、外転させていたのではないかと、また動き方の軌道修正をしてみてます。

ただ、普段動かしていない筋肉を使ったことで出る痛みと、筋肉を縮めすぎて出る痛みは違うのでこれは要注意です。
 

縮んだ筋肉は自分で伸びてはくれず、本来の力を発揮できくなり、

動かすことが苦手な筋肉があると、偏った筋肉を使うようになります。

それは姿勢崩れや痛みの原因になるのです。

満遍なく筋肉を使い、0度の姿勢に近づくとどんな良いことがあるか、今後も自分の身体を使って実験していきます。 


良くできました