塾生まつせです。コリについて考察しました。
1.「コリ」とはなにか?

「コリ」とは生活習慣と日常動作の偏った姿勢から筋肉が硬く縮んだ状態です。「コリ」によって縮んだ筋肉は付着する骨と隣り合った筋肉と離れた筋肉の動きにも影響します。屈筋の関節可動域が狭くなり無意識に重心がずれた姿勢を取るようになります。

2.痛む部位とコリは何故ずれるのか?

人は身体のバランスが取れた良肢位を、常に保つ事はできず、楽な姿勢を取りがちです。「楽な姿勢」は重心がずれ、動かない筋肉ができます。長時間又は長期間に渡ると、動かない筋肉(A)は硬く「コリ」を生じ、隣り合い協働して働く筋肉(B)までも硬く柔軟性を失います。さらに離れた部位で拮抗する筋肉(C)を引き伸ばします。「コリ」の筋肉ABは徐々に硬くなり、すぐに痛む事はありません。しかし引き伸ばされている筋肉Cには痛みがでてきます。

例えば、デスクワーカー、運転手は上肢下肢とも前へ突き出した状態が長く、時間とともに腕の重みに引っ張られ、頭は前に出て、肩関節は前方に屈曲内転内旋、背中が丸まり重心は後方にズレます。背中の筋肉が伸ばされ猫背となり背中全体に鈍い痛みが生じてきます。骨盤後傾となり股関節、肘関節、膝関節ともに屈曲します。ここで緩めるべき「コリ」が生じるのは主に頸椎、肩関節、股関節の屈曲に関する筋で胸鎖乳突筋、斜角筋、大胸筋、小胸筋、上腕筋、上腕二頭筋、臀筋群、ハムストリング、大腿筋膜張筋、半腱様筋、半膜様筋、縫工筋,下腿三頭筋、引き伸ばされ背中全体の痛みとなる主な筋は、僧帽筋、菱形筋、脊柱起立筋、多裂筋、腰方形筋となります


3.コリを揉むと何故ほぐれるのか?
筋肉は緊張した後に弛緩する、といった特性を持ちます。この「緊張→弛緩」の繰り返しが筋ポンプです。硬くなった「コリ」に適度な「圧」刺激を入れる事で筋肉に緊張後からの弛緩を促すことでほぐれていきます。

4. 再発を防ぐのにはどうしたらよいのか?

日々、あらゆる筋肉を偏りなくなく使う事が望ましいですが、長年のクセはなかなか修正できません。しかし自分のクセ、痛みの原因を意識する事で、身体の使い方を変えられたら良いでしょう。施術後、緩めた筋肉に抵抗負荷をかけ、締め直しも有効です。
 私は山歩きを始め、右股関節の動きが悪い事を自覚しました。クセはなかなか変えられませんが、半年経過し、重心は後方に移動し、足関節背屈の可動域が広がりました。姿勢の変化が楽しみとなっています。


良くできました