塾生s.sです。

先日の授業ではヨガのインストラクターもされているという見学者さんの施術をさせていただきました。

これまで塾生や身内相手にしか練習していない私は初めての実践形式を経験し、反省と課題をたくさんいただいた授業となりました。

大きな反省点としては、得られた情報をその場の限られた時間の中でうまくつなげられないこと。これはまだまだ情報や知識を分断的にしか考えられていないということ。。

また、相手がきちんと理解できるような声がけや誘導をしないと伝わりにくく相手を混乱させたり正しい情報が得られないということ。やはり、開業を想定するのであればなおさら「伝えかた」を考えなくてはいけません。施術にしても塾生同士の練習とは異なり、ここで(狙う筋肉の場所が)あっているかどうかというのをいちいち確認できないので、受け手の反応を言葉や仕草で把握する気持ちの余裕と気配りが必要だと痛感しました。

そのような反省点も踏まえ、施術の内容を振り返りました。

まずは検査。塾生eさんとともに見ていきました。

【立位視診】
骨盤前傾、やや股関節内旋

という情報から、

股関節屈曲位→伸展しにくい
股関節内旋位→外旋しにくい 

と、予想を立てました。

【動診】

前屈後屈ともに○
側屈左右ともに○
回旋左○、右△少し臀筋がつっぱるかんじと膝に違和感を感じるとのこと。

ちなみに大きな主訴はないものの、体調などによって日常生活には支障がない程度だが膝痛がでることもあるということをおっしゃっていました。


SLR○
KK○
FD右△左○
TW○
PT○

以上動診からは回旋(右)、FD(右)に違和感を感じる→右の股関節外転・外旋筋にコリがあるのではないかと予想しました。

また、後屈はできたものの立位視診で前傾気味だと感じたので、先に腸腰筋を触って確認しました。コリの程度によっては最初にある程度とっておくとその後伏臥位の姿勢も取りやすくなる(痛みが出にくい)ということも。触診では左側が跳ね返されるような張りを感じ、右側は柔らかいというか沈み込む感じでした。私はその張っている感じがコリではないかと結びつけてしまいましたが、ASISの高さを比べてみると右側が左側よりも低くなっており、右の腸腰筋のほうが左に比べて前傾具合が大きい(短縮している)可能性があるということを助言いただきました。お腹の部分の状態は筋肉のコリだけではなく他の可能性もあるということも念頭に入れて、別の指標も合わせてみることが検査の結果をより正確にすることにつながると感じました。


そんな検査結果からピックアップした筋肉は、

腸腰筋(特に右)、大腿筋膜張筋、縫工筋、深層外旋六筋(梨状筋)、薄筋

股関節屈曲、外転、外旋、内旋に関わる筋肉です。


まずは一通り全身を見ていきました。全体的に柔軟性があり、本人の自覚として特に痛みやコリを感じているようではありませんでさしたが、右三行線の腰部に圧痛がありました。

また、柔軟的な下肢とは異なり肩回りT7より上は全体的に張っていて自覚症状はないようですが「肩とかつらそうだな」というかんじがしました。

三行線ラインのコリをとりにいきましたが、あると思っていた場所に目立ったコリは発見できず。このことは後日先生にメールにて質問、このケースでの三行線に関するコリを探るポイントを教えていただきました。

他にも振り返っているうちにどんどん疑問がわいてきて「なぜ!?」がいっぱいになってしまいました。そして、「あ〜もっとここを触ってみればよかったかなぁ。」「ここはどうだったのだろう?」という気持ちがたくさん湧いてきました。

仮にですが、2回目の施術をする機会があるとすれば、今回あまり触れなかった股関節内転筋や、力みがあり張っていた肩〜背中まわりを改善するために肩甲骨、鎖骨、頸をもう少し多めに見ていきたいな、と思ったりしました。


まだまだ基本手技も最後まではおぼつかない私にとってはハードな実践形式でしたが、とても貴重な勉強の機会となり感謝です。(そして先生は度胸あるな、と思いました。。)

今回いろいろと気づいた点を今後に活かしていけるよう疑問をしっかり解消しておこうと思います。


ちょっと話は反れますが、見学者の方はとても向上心の高い方だとお話を伺う中で感じました。ヨガをされているその方は自分の体を改善して「鳩のポーズができるようになりたい!」と熱く語っておりました。そんな目標、やりたいことができる体に近づくためにも整体が一役かえると思いますし、何事にしても体を整え健康でいることはそういう自分の思いを叶える第一歩になると感じ、熱い思いの見学者さんから元気をもらった授業でした。