塾生の小野寺道枝です。

反射点と圧痛点

手力整体塾の施術では、痛みのあるところ(圧痛点)ではなく、痛みの元(反射点)に圧を入れ反射を起こしほぐすことで、筋肉のアンバランスを改善し圧痛点の痛みを解消している。

つまり、反射点は縮こまった筋肉「凝り」であり、そこをほぐすことで姿勢が改善するため、不良姿勢により圧痛点で引き起こされた痛みが解消するということである。
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なので、施術中ほぐしている反射点が凝っていることが、その圧痛点に対してどのように影響しているのかを把握していることが大切であり、それがわかっているからこそ「ここをほぐしてだめなら、ここでは?」という応用や再発防止のアドバイスが可能になるのだと思う。

…が、入塾から10か月、いまだ手技を行う際、自分の体勢や手の使い方、施術の順序、時間、お客様への配慮、頭の中はパニックで、「今、ここをほぐすことで何を改善してる?」
に気が回らない。

 …いや、そもそも反射点と圧痛点の関係がちゃんと把握できていなかったかも

ということで、今回は反射点一つ一つをピックアップし圧痛点との関係を紐解き施術の理解を深めようと書き出してみたが、先生によると、今の時点でそこまで細かく考えなくても、卒業していった先輩たちを見る限り、きちんと施術のゴールを見据えて基本手技を行っていれば、自ずと「今、○○のために○○してる?」は見えてくるらしい。やはり何事も頭で考えるよりやってみる、そして数をこなすことが理解につながるのだ。

ならば今回は、反射点・圧痛点の関係について今の段階で分かっていること、どこに向かって施術を行っているのか?などぼんやりしていたところをクリアにしていこうと思う。

◆反射点・圧痛点の関係
  腰周り①  
圧痛点→反射
備考

腰部1行線上部→中殿筋起始部 
腰部1行線下部→ハムスト起始部(坐骨結節) 
上腰部(T12あたり)→ハムスト中央・広背筋の縁反応がなければ腸腰筋で反応を見る

腰部の痛みは中殿筋・ハムストリングでとっていくが、これは中殿筋やハムストリングスが縮むことにより骨盤を引き下げ腰部を引き伸ばすからだ。故に痛みのある腰部1行線がパンと張っているのだそう。

  腰周り②  
腰部3行線上部→小殿筋・大腿筋膜張筋 
腰部3行線下部→腸脛靭帯の縁 

腰部3行線は間接的に腸腰筋を触っているイメージ。なのでここに痛みがある人は、仰向けでお腹を圧されても痛がる場合が多い。姿勢のタイプとしては、骨盤前傾(出尻)・股関節内旋(内股)なので股関節を屈曲・内旋させる大腿筋膜張筋を緩めることで痛みをとっていく。

仙腸関節部→下腿三頭筋筋腱移行部  

仙骨を痛がる姿勢のタイプも骨盤前傾(出尻)・股関節内旋(内股)。このタイプは仙骨に付着する梨状筋が引き伸ばされているため、下腿三頭筋筋腱移行部で梨状筋を緩める。(骨盤前傾で立つと重心が前に傾くのでそれを支えるため下腿三頭筋そのものも縮んでいる)

  頸肩周り  
肩甲骨内縁・胸部1行線→大円筋 
棘下筋→上腕三頭筋長頭上腕三頭筋は伸筋だということを頭に入れて! 
大円筋・小円筋→上腕三頭筋大円筋は広背筋、小円筋は棘下筋のイメージで! 
肩甲骨上角(肩甲挙筋停止)→腕橈骨筋起始・上腕二頭筋腕橈骨筋は屈筋群=腕の屈筋をほぐしてはいけない人はいない 
棘上筋→棘下筋
上部僧帽筋(頸の付け根)→T7・腰方形筋停止の縁 
上部僧帽筋(外側)→菱形筋・棘下筋
頸部1行線→後頭隆起・腕橈骨筋
胸鎖乳突筋→小殿筋・乳様突起・上腕二頭筋乳様突起周辺=側頭筋もほぐす

肩・首周りと腕については細かい筋肉なので、今の段階では、肩関節屈曲・内旋の筋を緩めると覚えておく。

  その他  
合谷→小指外転筋or総指伸筋
前腕屈筋群→豆状骨・長掌筋停止
上腕二頭筋→上腕三頭筋遠位
中殿筋→大腿二頭筋の腱
梨状筋→下腿三頭筋筋腱移行部
内転筋→腸骨陵

*この部分のコメントはのちに更新

◆施術のゴール


①施術のゴールを大きくとらえると、屈筋をほぐし伸筋を使えるようにすることで、筋肉のアンバランスを調整し解剖学的0度に近づける。

②"股関節・肩甲骨"がよく動くようにする。特に股関節は、あらゆる身体の動きに関わっている身体の中で最もよく動く関節。股関節の6方向の動き、肩甲骨の4方向の動きができるよう導く。

③「手技=触診」ということも頭に入れておこう。手技を施しながら視診・動診で得た情報の答え合わせをし、「この人はこういう人」を固めていく。そして「日常生活で○○じゃないですか?」「お仕事で○○な動作をしていませんか?」などの会話によりお客様との関係を構築し、最終的なプランの提案に結び付ける。

◆まとめ

今回のブログを書くことでたくさんの筋肉の位置や形状、付着部を調べ、反射点の筋肉が収縮したら骨はどう動くか?をイメージしたり、筋肉図の反射点を圧しながら圧痛点が緩むイメージをしてみたりして、今までより少し基本手技との距離が縮まった。施術をしながら変化が感じ取れるようになると更に面白くなるだろう。そして何より、施術中、今やってることだけに必死になってしまうが、「ゴール」=
「最終的にこうなればいいんだ」を頭に入れ、常に身体全体を見ることが大事なのだと思った。


よく出来ました