塾生まつせです。今回の正月休み、思いがけない急性筋肉痛に襲われました。
ある朝、いつものように起き上がろうとしたとたん、右肩から腕にかけての激痛が!「いだだだだー―――‼何⁉ナニ?」思わず絶叫。何が起こっているかわからない。とにかく痛くて起き上がる事ができない。どこがどうなっているのか?その中でも先生に言われた事が頭によぎる「痛みはチャンス‼」そうだ、味わおう。

何とか起き上がり、「痛み」を観察。まず右上肢、水平伸展だけはできるが、屈曲、伸展、外転、内転どれも痛い。それ以上に痛いのが右肩甲骨付近。さらに首、特に左回旋時が痛い事に気付いた。

 原因を考える

寝具に変化はない。前日の行動に原因があるのは明白だった。正月休みを終え、郷里の徳島から神戸に戻った翌日の朝だった。思い当たったのは車の運転。1時間半ほどの高速道路運転で⁉まさかと思った。しかし神戸に来て1年近く運転していなかった。さらに追い越しにかなり緊張しつつ、ミラーを気にしていた事を思い出した。首動かさずに。さらにその2日前の徳島に戻った日に軽く右肩に違和感があった事も思い出した。私の運転は右上肢に負担がかかる。かつて長時間の運転で右前鋸筋痛が起こった。今回は運転での緊張が原因だと思われた。

 緊張した筋肉はどれか?

運転の姿勢から考えて上肢が前の背中が丸まる骨盤後傾の猫背で、背中全体の痛みが起こりやすい。肩関節は屈曲内旋、肩甲骨は外転。しかし今回痛みは右に限局していた。後頭部付け根から右の肩甲骨と肩関節周囲。主に肩甲骨の内転筋が伸ばされた事と頸椎の筋肉の緊張が原因と考えた。そこで痛みの強い筋を探る。

●肩甲骨に繋がる:僧帽筋・菱形筋・肩甲挙筋→伸長  小胸筋・前鋸筋→短縮

●肩関節に繋がる:広背筋・上腕筋・上腕二頭筋・三角筋(前側)・腕橈骨筋・肩甲下筋・大円筋

●頸椎に関わる:頭板状筋・頸板状筋・胸鎖乳突筋

 セルフケアを実践

睡眠中は動きが少なく、起床時が一番動きづらい。誰かに背中を押してもらいたい所だが、セルフケア実践のチャンスでもある。まずは手力整体のセルフケアの首肩から腕、脇の下のストレッチ(A-1からB-4まで)を丁寧にじっくりと行った。休憩をとりつつ繰り返し行い、時間にして約40分から50分。腕は痛みがかなり軽減して動きが良くなった。しかし首から肩の痛みは強く、「菱形筋を緩めたい!」と思った。そこでホグシボールなる硬めのボールを背臥位で右菱形筋とT7の辺りに置き、加減しつつゆっくりと自重をかけていった。初めは「いだだだ‼」だが、しばらくすると慣れてきた。そこでコロコロと動かし、休みながらほぐす。「痛い~!」から「やや痛い」「だいぶ楽だ」になるまで約15分から20分。これで背中の痛みがかなり和らいだ。

 本丸を探り、的確に当てる!

午後には動きに支障ないまでに回復。翌日までやや痛かったのは頸椎の回旋だったが、これも2日後には無くなった。
今回、実際の痛みからセルフケアの効果の大きさを体感した。先生の言われる本丸、的を絞り的確に当てる事で身体はセルフケアできる。その回復の早さにも驚いた。突然の「痛み」は生活にダイレクトに影響する。何が原因でどこの筋肉が縮み、または伸ばされたのか?を探り緩める。身体は効率よくシンプルだが筋肉の多さで「痛み」の本丸を捉えにくい。そこを的確に捉え、早急に対処できる整体師ってすごい!と思うと同時にそこに到達したいのだ。


良くできました