塾生の小野寺道枝です。高齢者の運動指導をしています。


名称未設定のデザイン【腓骨筋が痛い】

1週間で3人に「脛の外側が痛い」と言われた

彼らに共通するのは、歩行時に足を外に着くことである

歩行時に、何が起こっているのかを分析してみよう!

【歩行時に何が起こっている?】スクリーンショット (120)

歩行時には必ず片足立ちになる瞬間がある

その際に足を外に着いていたら、何が起こるだろう

片足立ちになるには、軸足に重心を乗せなくてはならない 

すなわち軸足と重心を重ねるということ(図1


ところが、足を外側に出せば、重心と軸足が離れた状態になり、
その重心は重力により下に押され軸足と反対側へ身体が傾くことになる(図2)

スクリーンショット (120)


図2からわかるように、身体が軸足と反対側に傾けば、軸足の股関節は内転することになるので、
倒れないようにするためには、股関節外転の筋でこれ以上内転しないように支える必要がある(図3)

スクリーンショット (120)


この時、股関節外転の筋は、伸ばされながら力を出す「伸張性収縮」をしていることになる

それと同じように、足元もそれ以上内反しないように、外反の筋が伸張性収縮で支えている

外反の筋、すなわち腓骨筋である


まとめると、歩行時足を外に着く人は、その足が軸足となり片足立ちになる瞬間、股関節外転の筋・足の外反の筋で耐えているため、それらの筋肉に痛みが出る

【どのようなケアが必要か?】


ケア① 伸されながら身体を支えている筋肉をポンプする

股関節外転の筋をポンプする

外反の筋の抵抗運動


ケア②  
動作改善のためのエクササイズ

脚をまっすぐ出せるようにする
1)脚をまっすぐ出すことを阻害している筋肉をほぐす
*股関節外転の筋:中殿筋・大腿筋膜張筋・縫工筋・外旋六筋
2)内転できるようにする 
ハーフスクワット:膝を曲げた時に脚をぴったり寄せて、脚が離れないように膝を伸ばす

3)脚をまっすぐ出して歩く練習
*継足歩行・平均台など
重心を軸足に乗せられるようにする

【まとめ】

腓骨筋が痛いのは、足を外に着いて歩くことで、本来傾いてしまう身体を傾かないように支えているから

このように、なぜ腓骨筋が痛くなるのかはわかったが、今回解決できなかったことやこのブログを書くことで新たに出てきた疑問がある

【解決できなかった問題点】

そもそもなぜ足を外に着いて歩くようになったのか?
教室で出た仮説を含め、私自身の「こうなんじゃないかな?」は以下の通り
①片足立ちの時の股関節外転の筋が伸張性収縮に耐えられなくなった(教室で出た仮説)
⓶脆弱になったことで運動ラインを使いたくさんの筋肉を動員したため(教室で出た仮説)
③股関節周囲の筋肉の可動域が減り重心がうまく動かせなくなった
④バランスが悪くなり安定を求めた(杖を身体から離してつくように)

股関節外転の筋は、長いのか?短いのか?
上記には、実は矛盾点がある
股関節外転の筋は、伸ばされながら身体を支えている→すなわち長い
股関節外転の筋が、縮んでいるから足を外に着く→すなわち短い

縮んでいる筋肉を無理やり伸ばすから、痛みが出るのか?
結局、股関節外転の筋は、ほぐすべきなのか?使うべきなのか?

それに伴い、拮抗筋である内転筋もどうするべきか迷う
内転筋が使えてないことも
脚をまっすぐに出せない理由の1つだと思うのだが、
内転筋は弱いのか?硬いのか?すなわちこちらも改善策は、鍛えるべきか?ストレッチするべきか?

TO BE CONTINUED…

良くできました