塾生の村上です。

ずっと、何年も調子良かったのですが12月ごろから急に腰痛が。
身体の事を勉強し始めて、痛みのない身体を作ることを目指す勉強をしてきたのに腰痛・・・
今回は人の身体が感じる感覚、あると嫌なもの「痛み」について書いていきたいと思います。


痛みとは何なのか

痛みは、私たちが日常的に経験する感覚であり、さまざまな要因によって引き起こされます。
痛みの定義は意外にも2020年に41年ぶりに改訂されたそうです。
(参照:https://physioapproach.com/pain-2020.html)
痛みの分類にはいくつかの観点があります。以下に、痛みの主な分類や特性を紹介します。

①部位による分類
体性痛: 皮膚や筋肉、骨などの体表に刺激が加わったときに感じる痛みです。例えば、熱刺激や機械刺激が含まれます。(体表の痛み)
 機械刺激:物体が私たちの皮膚に加える圧力や振動などの刺激をの事。例えば、硬い座席に座ることや、振動する機械に触れることが機械刺激です。
 熱刺激 :温度の変化によって引き起こされる刺激です。例えば、熱い飲み物を飲むことや、冷たい水に触れることが熱刺激です。

内臓痛: 内臓器官が感じる痛みで、肝臓や腎臓などの実質部は痛みを感じません。内臓痛は、内臓の過伸展や平滑筋の痙攣性収縮によって引き起こされます。

②原因による分類
 侵害受容性痛: けがや外傷などの痛みで、体性痛に含まれます。熱や圧力などの刺激によって発生します。
 神経障害性痛: 神経自体が損傷して直接痛みが起きる痛みです。帯状疱疹後神経痛や幻肢痛が該当します。
 心因性痛  : 社会的要因などで脳自体で痛みを感じる痛みです。

③痛みの特性
早い痛み:急に発生し、しばしば鋭い感じがあります。例えば、怪我をした直後の切り傷や打撲など(急性痛)
早い痛みは神経の興奮によって引き起こされ、炎症や組織の損傷に対する警告信号として働きます。
遅い痛み:肩こりや腰痛のように継続して出る痛み(慢性痛)
遅い痛みは神経の変化や組織の損傷によって引き起こされ、持続的な不快感をもたらします。

では、痛みとはなぜ起こるのか

初めに書きましたが、痛みとは感覚です。感覚とは全て自分の身体に何かを伝えるものです。
 いい匂いをかいで心が安らぐ、匂うというのも感覚
 美味しいものを食べて気持ちが上がる、美味しいというのも感覚
痛みは?痛みは『体に危険を知らせる警告』なのです。
例えば、足に釘が刺さって血が出ているのに痛みが無いと気が付くのに時間がかかり、その間に大量に出血してしまうと命を落とす危険があります。
これをすぐに教えてくれる機能を人は持っているのです。

整体師が扱う痛み
私たちが目指す整体師は体の痛みを取るのではなく、結果的に痛みが和らぐ→痛くなくなることになります。
骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷といった急性外傷の負傷には健康保険の適用ができるのは病院や接骨院のお仕事です。
整体師が扱うのは遅い痛み(慢性痛)、筋肉の酸欠を改善する事にあります。
遅い痛みにはサイクルがあります。
痛み⇒交感神経が優位になる⇒血管の収縮⇒筋肉の酸欠⇒痛み
このサイクルを断ち切ってあげることで痛みを取り除くことができるのです。


痛みとは
痛みとは、体に危険が及んでいるという警告、危険を知らせる感覚です。
肩が凝って痛い、腰が痛い、膝が痛い、これらすべて体が何らかの危険を知らせているのです。
その原因には様々なものがあります。
痛みに近い感覚として、「かゆい」や「くすぐったい」があります。これも感覚としては不快に感じるもの。体がなにか警告しているのです。
何によって痛みが出ているのか、それを知らずして痛みを取り除くすべはないのです。
良くできました