塾生の村上です。
1年のブランクから復帰して何をブログにして良いのか解らなくなってしまっていて書けていませんでしたが、前回の教室で先生にその事を話したら「教室の振り返り」をブログにするという事を改めて教えていただいたので、前回の教室の中で出てきたワードの中から「凝り」と「張り」を題材として書いていこうと思います。


・凝りとは:筋肉が緊張して硬くなり、血行が悪くなることで疲労物質が蓄積した状態
・張りとは:筋肉が引き伸ばされて突っ張り、硬くなった状態

どちらも筋肉が硬くなっている状態に変わりはないのですが、その時の筋肉の状態が違います。
筋肉をほぐす時にその筋肉が凝っているのか張っているのかをしっかり理解している事が大切です。

凝っている筋肉に対しては、その筋肉をほぐす事で症状の改善が期待できます。
しかし、同じ硬くなっている筋肉でも張っている筋肉はただほぐすだけだと、引っ張られて硬くなってしまっている筋肉がほぐれて柔らかくなる事でその時は気持ち良いと感じることがあっても、より一層引っ張られやすくなり症状を悪化させる事に繋がりかねません。

そこで、張りに対してのアプローチとしては以下の手順が必要になります。
①硬くなった筋肉をほぐす
②ほぐした筋肉を締め直す

締め直すための方法として、引っ張られてしまっている筋肉は使いづらくなっているのではないか。使いづらくなっている筋肉に対しては低周波治療器の様な電気を流して筋肉を刺激する方法が良いのではないかと考えて先生に話をしたのですが、それは違っていました。

締め直すに当たって使えていない筋肉を使える様にするためには、自分の意思で動かせる様にする必要があったのです。
通っていなかった神経を通わせ、その筋肉を動かせる様にする事が締め直すという事になるのです。

確かに、よく考えれば外部からの刺激でその時だけ筋肉を締めたとしてもその後また同じことの繰り返しで張りが出てしまう。
その筋肉を使える様にする事が、本来の身体を取り戻す整体という事になるのだと思いました。
筋肉をほぐす事、締める事、とその一部分だけを見てしまっている自分に気づく事ができました。
木を見て森を見ず、ではダメで人の身体を本来あるものに整えていく、整体をするにあたってもっともっと広い視野を持って、さらに色いろんな角度からものを見られる様にならなければいけないという事を再認識しました。

と言ってもすぐできる事ではないので、常に意識して全てのものを見ていく癖をつけて行きたいと思いました。

良くできました